札幌で読書会を主催している社会人の学び支援家こと宇山です。
美術館沿いの歩道は冷たい晩秋の雨をすった落ち葉でおおわれていました。
詩とパンとカフェの店モンクールで開催する読書交流会もだいぶ盛況となってきました。今回は過去最大となる8名の参加でした。
二十代のAさんは、ライトノベルのご紹介です。普段手にとることのない分野だったので、かなり新鮮でした。
今回初参加となったTさんは、文学や哲学がお好きなジャンルということで、今回は慶応大学出身の文士に焦点をあてた一冊を紹介してくれました。
読書会重鎮のHさんは、二冊です。
『もうひとつの本棚(侍日誌)』という書評ブログを運営しているAさんも二冊です。いずれも戦時下の極限状態を描いた本です。
『流れる星は生きている』藤原 てい
Aさんの書評⇒http://moyuuta2.blog.fc2.com/blog-entry-6.html
『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル
Aさんの書評⇒http://moyuuta.blog52.fc2.com/blog-entry-50.html
今回で三回目となるHSさんは、人の出会いと別れをモチーフにした短編小説集を紹介してくれました。
子供時代にキリスト系幼稚園に通っていたというTさんは二冊ご紹介です。
私の紹介も二冊でした。
今日初参加のIさんは、ほかの人がどんな本を紹介するのか聞いてみたいということだったので、次回以降に期待です。ちなみに今まで読んだ本の中では、『半眼訥々』高村薫がお勧めとのことです。
今日もあっという間の二時間でした。珍しくBGMにはバロック音楽が流れていましたが、今日紹介された本も重厚なテーマを扱ったものが多かったみたいです。そんなシンクロも読書会の面白さかもしれませんね。