大人の学びプロデューサーこと、札幌ビジネス読書会主催者の宇山です。
なかなか暖かくならない北の大地です。ゴールデンウィークの前半となる日曜日に、第18回目となる札幌ビジネス読書会が開催されました。
今回の課題本ですが、新書を選んでみました。
著者は元々民族学者でしたが、自らが研究して執筆するという活動の中から、「読む」「書く」「分類する」といった、いわゆる知的な活動の技術論をまとめた一冊です。
最近では「アウトプット」という言葉が、ビジネスパーソンの間でも重要であると考えられていますが、1969年に出版されたこの本は、そのはしりであると言えるでしょう。
札幌ビジネス読書会は、単に本を読むだけではなく、読書によって得た気付きをお互いに語り合うことで、次の行動につなげていくことを目的として開催しています。人間社会では、自分の意志を相手に伝えることが基本になります。その一方で、どのように意志を伝えるかという技術については、学校でも教えてくれないところがあります。
今回のディスカッションでは、本の読み方、手帳やノートの使い方というところにまで話が広がりました。参加者の方々それぞれにいろいろな方法があって、とても楽しかったです。
今の世の中は、IT技術によってだれでも情報発信できる時代になりました。でも、その内容について考えてみると、今回の課題本が出版された当時と状況はそんなに変わっていない気がします。
これからも読書会の皆さんと一緒に成長していきたいと思いました。
参加者の皆さん、いつも有難うございます!