第二回札幌ビジネス読書会を開催しました

購買サポートセンターの宇山です。

2011年11月19日の土曜日ですが、第二回札幌ビジネス読書会を開催しました。今回の参加者は、前回からのリピート参加が3名、新規が2名の合計5名の方々にご参加頂きました。

第二回の指定本は「ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット著)です。

この本は、業績不振で3ヵ月後に閉鎖という危機に陥った工場を、アレックス・ロゴという工場長が立て直していく、小説仕立てのビジネス書です。1984年に発売以降、世界的なベストセラーになった本ですが、全体最適、ボトルネックなどの概念を広めた本として、単なる生産管理の話ではなく、ビジネスや人生における問題解決も主題としている本です。

今回のディスカッションでは、今の日本企業におけるボトルネックとは何か?というテーマで議論が進みましたが、経営者の資質がボトルネックになっているという意見が多かったのが印象的でした。

オリンパスなど大企業における不祥事、財務感覚の決如している経営者、現場の人間の気持ちがわからない経営者などなど、経営者に対する辛口の評価が参加者から出ましたが、改めて経営者の重要性が認識できたと思います。

また、「ザ・ゴール」では、アレックスと妻ジュリーの関係がサブテーマとして書かれていますが、企業だけでなく、夫婦などの人間関係において、共通の目標を目指していくことが大事だという意見が出ました。

「目標」というものは、お互いがなんとなく共有している様に見えて、実は違うイメージを抱いている事がよくあります。何かを変革したり作り上げていく中で、如何にして「目標」のイメージを合わせていくのか、その辺に大きなヒントがありそうだと感じました。

今回も、いろいろな世代や職業の方が揃って、それぞれの視点からの考え方や、ものの見方を共有することができました。この辺が読書会の面白いところだと思います。

次回は12月17日(土)13:30からです。指定本は「7つの習慣」です。参加ご希望の方はこちらから申込お願いします。

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