札幌ビジネス読書会は、課題本を読んでから参加する、北海道札幌のワンアンドオンリーの読書会です。
今回の課題本は次の本でした。
『外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書
清水久三子 著
東洋経済出版社
外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書
話し方、書き方、それにプレゼンテーションなどの「伝え方」を教える本は数多く出版されています。おそらく、自分の考えがうまく伝わっていないと不安に思っている人が多いからではないでしょうか。
その一方で、「聞き方」に関する本はあまりみかけません。なぜでしょうか。外資系コンサルティングファームでキャリアを重ねてきた著者は、聞き方の本が少ない理由を次のように分析しています。
『(中略)1つは、プレゼンテーションや資料作成などの相手に何かを伝えるアウトプット系の力と比べると、インプット系の「聞き方」は上手下手が表面化しにくいために意識されることが少ないからです。(中略) そしてもう1つの理由があります。それは、そもそも「聞く」という行為に上手いも下手もないと考えている、あるいは「聞き方」はそれぞれ各自の資質によるもので、訓練によって向上するようなものではない、と考えていることです。』
同書 4ページ「はじめに」より抜粋
コミュニケーションの基本となるのは聞くことです。この本をテキストにして、「聞き方」について深く掘り下げてみましょう。
【本書の目次】
PART1 なぜ今「聞き方」なのか?~ますます重要になる仕事の最重要スキル
PART2 相手に「話したい」と思わせる技術~「聞く力」を鍛える
PART3 必要な情報を収集し、検証する技術~「聴く力」を鍛える
PART4 シーン別「聞き方」のおさらい~注意点とポイント
PART5人や組織を「動かす」「変える」チェンジクエスチョン~「訊く力」を鍛える
参加者の皆さんからは、『「もっとアウトプットを上達したい」という気持から読書会に参加しているが、実は聞くことが大切なことに気付いた』といった意見が出ました。
普段は何気に行っているのが聞くという行為ですが、実はとても奥深いスキルかもしれませんね。
参加者の皆さん、ご参加ありがとうございました!