札幌ビジネス読書会 No.36 本を持って街に出よう!を開催しました(2015.10.31)

札幌ビジネス読書会は課題本を読んでから参加するという本格的な読書会です。一冊の本をきっかけとして、楽しく有意義な時間を共有するのが、この読書会のコンセプトです。初めての方でも気軽に参加して、読書好きの方々が交流できる会です。
今回の課題本は次の一冊でした。
『夜と霧 新版』 ヴィクトール・E・フランクル 著
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【本書の目次】
心理学者、強制収容所を体験する
第一段階 収容
第二段階 収容所生活
第三段階 収容所から解放されて

この本は、強制収容所という極限状態で著者が体験したことをまとめた一冊です。

著者は1905年オーストリアのウィーン生まれのユダヤ人です。第二次世界大戦中、ドイツによって強制収容所に送られます。

ユダヤ人というだけですべてを奪われ、家族とも散り散りになり、不衛生でせまい部屋に大人数で押し込められ、満足な食事も衣服も与えられず、やがてはガス室に送られて殺される、それが強制収容所です。

ナチス・ドイツによる強制収容所で一体なにが行われたのか、その狂気と恐ろしさを知ることのできるドキュメンタリーとしても秀逸な本ですが、この本が世界的な名著として長く読まれてきたのはそれだけの理由ではありません。

著者はフロイトやアドラーといった心理学者から精神医学を学んだ精神分析学者です。著者は、単に自分の悲惨な体験を公開するだけでなく、精神分析学者として心理学の立場から強制収容所で過した人たちの心理を分析しようと試みます。

『(中略)人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない、』

本書110ページ 精神の自由 より抜粋

戦後70年が経って豊かになった現代の日本。しかし、毎年3万人もの自殺者がいて、うつ病などの精神疾患が5大成人病の一つとなっている日本。

人間が存在することの意義とはなにか?

平和で豊かな現代日本を生きる私達にとっても、この本は少しも色あせていません。必読の一冊です。

これまで600万以上の人々に読まれてきたこの本を課題本として読み、読書会で語り合うことによって、生きる意味を深く考えることができたのではないかと思います。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

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第33回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.11.1)

札幌ビジネス読書会は、課題本を読んでから参加する本格的な読書会です。今回のテーマは「読書術」でした。

■今回の課題本
『大人のための 読書の全技術』 齋藤孝 著 です。

大人のための読書の全技術

著者の齋藤孝さんは明治大学文学部にて教授職に従事する傍らで、数多くの著書を世に出している作家でもあります。ときには1日10冊(?!)もの本を読むという著者が、ご自身の読書術のすべてを余すことなく教えてくれる一冊です。

 この本は、「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる方法」のすべてを、書いた本です。
同書「はじめに」より抜粋

【本書の目次】
序章 :社会人にこそ読書術が必要な理由
第1章:読書のライフスタイルを確立する
第2章:読書の量を増やす-速読の全技術
第3章:読書の質を上げる-精読の全技術
第4章:読書の幅を広げる-本選びの全技術
第5章:読書を武器にする-アウトプットの全技術
終章 :社会人が読んでおくべき五十冊リスト

読書会に参加する人は、当然ながら本好きですが、この本はそんな読書家にとっても役立つ内容が満載です。もちろん、これから読書の世界を深めていきたいビギナーにもお勧めの一冊です。

当日は共通の話題である読書について、活発な議論が進められました。

参加者の皆さん、ご参加ありがとうございました。

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第32回の札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.9.27)

札幌ビジネス読書会を主催している、購買サポートセンターの宇山です。

毎回1冊の課題本を決め、その本を読んだ人だけが参加できるという読書会、それが札幌ビジネス読書会です。土曜の午後1時半から5時前まで、徹底的に本について語り合います。とってもハードルが高い会みたいですが、会自体は楽しくリラックスしたものになるよう心がけています。

今回の課題本は、
『スタンフォードの自分を変える教室』 ケリー・マクゴニガル 著 でした。

★年間ベストセラー第1位(2013年ビジネス部門/日販・トーハン調べ)
★Amazon.co.jp「Best of 2013」年間ランキング第1位(ビジネス・自己啓発部門)
★ビジネス書大賞総合第1位/優秀翻訳ビジネス書賞
★ブック・オブ・ザ・イヤー第1位
(『ダ・ヴィンチ』2013年上半期ビジネス・自己啓発部門)

上記の通り、2013年のビジネス書でもっともヒットした一冊です。

著者はスタンフォード大学の教授です。なぜ人間は考える通りに行動できないのか?どうして自分で決めた目標を途中で止めてしまうのか?「意思」と「行動」の関係について、心理学、神経科学から経済学まで最新の科学的成果を盛り込んだ斬新な講義の内容をまとめた一冊です。

今回の参加者は男性2名女性1名と少人数でしたが、その分、じっくりと本の内容について語り合うことができました。

参加者の皆さん、どうもありがとうございました!

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第34回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.12.6)

札幌ビジネス読書会は、課題本を読んでから参加する、北海道札幌のワンアンドオンリーの読書会です。

今回の課題本は次の本でした。

『外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書
清水久三子 著
東洋経済出版社

外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書

話し方、書き方、それにプレゼンテーションなどの「伝え方」を教える本は数多く出版されています。おそらく、自分の考えがうまく伝わっていないと不安に思っている人が多いからではないでしょうか。

その一方で、「聞き方」に関する本はあまりみかけません。なぜでしょうか。外資系コンサルティングファームでキャリアを重ねてきた著者は、聞き方の本が少ない理由を次のように分析しています。

『(中略)1つは、プレゼンテーションや資料作成などの相手に何かを伝えるアウトプット系の力と比べると、インプット系の「聞き方」は上手下手が表面化しにくいために意識されることが少ないからです。(中略) そしてもう1つの理由があります。それは、そもそも「聞く」という行為に上手いも下手もないと考えている、あるいは「聞き方」はそれぞれ各自の資質によるもので、訓練によって向上するようなものではない、と考えていることです。』

同書 4ページ「はじめに」より抜粋

コミュニケーションの基本となるのは聞くことです。この本をテキストにして、「聞き方」について深く掘り下げてみましょう。

【本書の目次】
PART1 なぜ今「聞き方」なのか?~ますます重要になる仕事の最重要スキル
PART2 相手に「話したい」と思わせる技術~「聞く力」を鍛える
PART3 必要な情報を収集し、検証する技術~「聴く力」を鍛える
PART4 シーン別「聞き方」のおさらい~注意点とポイント
PART5人や組織を「動かす」「変える」チェンジクエスチョン~「訊く力」を鍛える

参加者の皆さんからは、『「もっとアウトプットを上達したい」という気持から読書会に参加しているが、実は聞くことが大切なことに気付いた』といった意見が出ました。

普段は何気に行っているのが聞くという行為ですが、実はとても奥深いスキルかもしれませんね。

参加者の皆さん、ご参加ありがとうございました!

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第31回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.8.23)

購買サポートセンターの宇山です。

2011年10月からスタートした札幌ビジネス読書会も今回で31回目となりました。毎回課題本を決めて、告知をして、集客をして、当日は読書会のファシリテーションをして、ということを30回以上も繰り返してきました。

今回の読書会ですが、男性6名女性1名、合計7名のメンバーが集まってくれました。初参加の女性は、なんと関西から参加してくれたのです。これまでで一番遠いところから参加してくれた方でした。

今回の課題本はこちらです。

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』 岸見一郎、古賀史健 著

この本は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想を、青年と哲人が語り合うという物語形式で書かれた本です。この本がきっかけとなって、アドラー心理学は注目を浴びるようになりました。

目次から面白そうなところを抜粋してみます。
・トラウマは、存在しない
・過去に支配されない生き方
・なぜ自分のことが嫌いなのか
・すべての悩みは「対人関係の悩み」である
・対人関係の悩みを一気に解消する方法
・叱ってはいけない、ほめてもいけない
・自己肯定ではなく、自己受容
・普通であることの勇気

『かつて1000年の都と謳われた古都のはずれに、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる、と説く哲学者が住んでいた。納得のいかない青年は、哲学者のもとを訪ね、その真意を問いただそうとしていた。悩み多き彼の目には、世界は矛盾に満ちた混沌とした映らず、ましてや幸福などありえなかった。』

同書 2ページより抜粋

この本の主人公は、どこにでもいるような一人の青年男性です。大学の図書館で司書の仕事をしていますが、横暴な上司との人間関係もうまくいかず、仕事にも満足していません。

幼少のころから、優秀な3つ年上の兄と常に比較され続け、強烈な劣等感を抱いています。学生時代も図書館で孤独に読書するのが唯一の楽しみで、友達も数えるほどしかいません。

いつかはこんな自分を変えたいと思いながらも、具体的な行動を起こすこともできず、毎日を鬱屈した気分で過ごしている青年。そんな青年が、哲学者の元を訪れます。

「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる」

というのがこの哲学者の教えです。

自らを変えたいと思う半面、この哲学者の教えを素直には受け入れがたいと感じる青年、相反する気持ちを抱きながら、やがて青年は哲学者との対話に心を奪われていきます。

時には怒りを爆発させながら、時には涙を流しながら。さて、青年はどんな気付きを得ることができたのでしょうか。

今回の参加者の皆さんと、呼んだ感想をお互いにシェアしながら、読書の気付きを深めていきます。読み進めていく中で、難しい部分、共感できる部分、認めたくない部分、違和感を感じる部分などなど、いろいろな感想が出てきます。

同じ本を読んでも、感じ方は本当に人それぞれであることを体感できるのが、この読書会の特徴です。それにしても、今回の課題本に対しては、いろいろな読み方があったみたいです。

この本の主題である、他人の価値観と自分の価値観は必ずしも一緒にならない、その一方で共同体に貢献するという考え方が人生の幸せにつながるというアドラー心理学の教えを中心に議論は進み、3時間半の読書会はあっという間に終了してしまいました。

登る道は違えども、誰もが幸せになりたいと思って生きているはずです。またいつの日か、こうやってみんなで学びあえるときが来るといいですね。

参加者の皆さん、本当にありがとうございました!

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第30回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.7.26)

購買サポートセンターで社会人のスキルアップを支援している宇山です。

毎回課題本を指定して開催しているのが、札幌ビジネス読書会です。2011年10月から月1回ペースで開催を続けてきましたが、今回で30回目となりました。

さて、今回の課題本はこちらです。

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

今回は男性3名、女性1名の方々が参加してくれました。

この読書会は自己紹介から始まって、全体の感想をシェア、ディスカッションしたいキーワードをピックアップしてマインドマップを作成、自由なディスカッションという形でアウトプットを進めていきます。

いわゆる「自虐的歴史観」に対するアンチテーゼとして書かれたこの本は、発売当初から大きな論争を巻き起こしました。日本の基礎教育では、なぜか自国の現代史がしっかりと教えられないこともあり、若い人にとっては「目からウロコ」となった人も多くいたようです。

最近は集団的自衛権の話題がよく報道されていますが、これからの日本という国のあり方を考える上で、歴史を知ること、そして歴史を考えることはとても重要になってくると思います。そのようなきっかけを与えてくれる一冊だったのではないかと思います。

なかなか難しいテーマでしたが、参加者の皆さんからは活発な意見交換がありました。どうもありがとうございました!

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第29回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.6.14)

日記を書いています。

少年の頃は、そんな人ではありませんでした。

「もう戻ってこない時を記録してなんの意味があるんだ?」

そんな少年でした。

そんな少年が、毎日のように読んでいた本があります。今回の読書会は、その本を課題本にしてみました。

2011年から札幌で読書会をしている購買サポートセンターの宇山です。

今回の読書会の案内文を、そのまま掲載します。

★第29回札幌ビジネス読書会-魂をこめて-★

今回も魂と情熱をこめて、宇山茂樹が全力でファシリテーションします。

今回の課題本

『成りあがり』
『アー・ユー・ハッピー?』

矢沢永吉 著
角川文庫

『成りあがり』
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角川文庫

『アー・ユー・ハッピー?』

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角川文庫

父親は原爆の後遺症で他界、母親は若い男と駆け落ちして失踪。

そんな環境で育った少年がまっすぐに生きてこれたのは、ロックスターという星を

見続けてきたからだった。

故郷広島から夜汽車で横浜に出てきた少年は、やがて星をつかむ。

しかし、男の戦いはここからが始まりだった。

この読書会、正直なところだれもこないかもしれないと思ってました。

「ビジネス読書会」とはちょっと毛色が違いますよね。

でも、

ビジネススキルって、

自己啓発とか、目標達成とか、成功法則とか、

だったら、

矢沢永吉の本も、正にそれかな、って昔から思ってました。

この読書会には、女性1名男性4名、計5名の方々が参加してくれました。

矢沢が好きな人、

この本で矢沢のことを始めて知った人、

矢沢とかキャロルは知っていたけど、それほどのめりこんでいなかった人、

いろんな角度から意見がでました。

スーパースターについて語る。

スーパースターも、語る人も、同じ人間です。

人間としていかにして生きていくか、

これからもこの読書会では、そんなテーマを追いかけていきたいと思います。

参加者の皆さん、ありがとうございました!!

これから世界へ羽ばたく若い人へ!


第28回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.5.31)

まだ5月ですが、札幌地方は30度近い暑さです。青い空が広がり、近所の小学校からは運動会の歓声が聞こえてきます。

そんな土曜日の午後、今回で28回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

この読書会は課題本を読んでから参加するという、硬派な読書会です。

今回の課題本はこちらです。

■今回の課題本

『堕落論』
坂口安吾 著
角川文庫

第二次大戦直後の混迷した社会に、戦前戦中の倫理観を明確に否定して新しい指標を示した「堕落論」は、当時の若者たちの絶大な支持を得た。
「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。」
堕ちきることにより真の自分を発見して救われるという安吾流の考え方は、いつの世でも受け入れられるにちがいない。

角川文庫 表表紙のあらすじより抜粋

さて、今の時代において安吾の思想はどのように理解されるべきなのでしょうか。今回の読書会には男性4名(そのうち初参加1名)の方々が参加してくれました。

まずは主催者からのアイスブレイクです。
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各参加者がウォーミングアップとして3分ほど自己紹介を行います。

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読書会を楽しくて有意義な時間にするためには、お互いのことを知ることが大事です。そのためには、傾聴と呼ばれるスキルが求められます。簡単に言うと、話している人に興味を持って、心から話を聞くということです。

自己紹介のあとは、課題本の読み返しを行います。そして、各自が感じたことをアウトプットしてシェアしていきます。その内容を主催者のほうでまとめていきます。
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課題本の中でわからなかった部分や難しかったところなど、参加者が自主的に資料を持ち込んでくれるので、議論も深まっていきます。

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タブレットを活用して発言する20代のS君です。

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全員のアウトプットがまとまりました。これから後半戦です。

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読書会の後半は、本から学びたいキーワードや質問をブレーン・ストーミング形式でまとめていきます。ブレーン・ストーミング(略してブレスト)は、次の3つのルールに沿って、議論やアイデアを深めていくファシリテーションの手法の一つです。参加者からの発言をマインドマップというノート術で整理していきます。
・ブレストの3つのルール
1.アイデアを数多くだす
2.人のアイデアや発言を批判しない
3.アイデアをつなげていく

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議論が深まるにつれて、マインドマップも広がっていきます。同じ本を読んでも、人によって捉え方が違うことに気付いていきます。これが読書会の最大の特長です。

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マインドマップを見ながら、どんどん発言が生まれてきます。楽しいけれど真剣、そんな感じです。

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主催者のファシリテーションも熱をおびてきます。

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最終的には、ここまで広がりました。

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読みやすいようで奥の深いのが安吾の文章の特長ですが、各参加者から、「この本を一言でまとめてみると?」という質問に答えてもらいました。

Sさん:常にゼロリセット
Hさん:「A=C]はそもそも違う
Hさん:正直さ
Sさん:堕落とは健全であるが健全ではない

今の時代に坂口安吾がいたとしたら、果たしてどんな本を書くのでしょうか。

 終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、みずからの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由ではあり得ない。なぜなら人間は生きており、また死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏み出した人性が、今日、どれほどの変化を示しているであろうか。

『堕落論』(角川文庫) 101ページより抜粋

ちなみに、私がこの本を一言で表すと、「本質」という言葉になります。これからも読み続けるであろう一冊です。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!!

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参加者の方々から感想をもらっていますので、こちらに公開します。

【林慎一さん】
・今回の読書会ではどんな気づきがありましたか?
ジェネレーションギャップや、2元論で判断する辛さをまのあたりにした。
その一方でしっかりした優秀な若者も居て、良い刺激になった。

・読書会のいいところって、なにかありますか?
ワインの世界では垂直飲みと水平飲みというのがあります。
垂直とはあるシャトーを年代ごとに飲んでいくこと。
これは、結構一般的な飲み方のようで、好きな銘柄の変化を楽しめます。
水平とは、ある年代の色々なシャトーを飲んでいくこと。
一般的ではないのですが、その時代を感じるのが目的と言われ、
新しい好みを見つけることもよくあります。
また、ソムリエが幅広い知識を得るために必要とされます。
会社のような組織は垂直飲み、読書会は水平飲みのようなものに感じます。
新たな発見、新たな視点で、その背景を楽しむことが
読書会の良い所です、なんてのはかっこよすぎでしょうか?

・その他メッセージをご自由にどうぞ!
昨日列車のような居酒屋で飲んだとき、スルーしてしまったけれど、
数こなすのには大賛成です。
宇山さんの味は数こなして研がれるものだと思う。
Sさんのような変革が起きた人が10人、20人と増えたとき
なんか凄い化学変化が起きる気がします。
協力は惜しまないので行くだけ行ってみましょう。


第27回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.3.22)

購買サポートセンターの宇山です。

3月の札幌ビジネス読書会は、才能をテーマとする本を課題本に選定しました。

■第27回の課題本

『才能を磨く 自分の素質の生かし方、殺し方』
ケン・ロビンソン 著
大和書房

才能を磨く ~自分の素質の生かし方、殺し方~


この本の原題は、『エレメントをみつける』というものです。エレメントとは何でしょうか?

エレメントとは、「自分の才能と情熱が出会う場所」を意味する。
まず何よりもそれは、「自分にとって、それをするのが自然に感じられること」だ。
(中略)エレメントを見つけるための基本的なステップは「自分の才能を理解すること」である。
だがエレメントにあるというのは、自分の得意なことをするにとどまらない。さらに「それを愛している」という条件が加わる
-本書14ページより抜粋

著者は教育学を専門とする大学教授ですが、「学校教育は創造性を殺してしまっている」というTEDトークがTED史上最多の再生回数となっていることでも有名です。

今回の読書会には6名の方々が参加してくれました。「才能」という言葉には、一部の特殊な人だけが持つもの、というような響きがあります。今回の課題本を読んでも、「自分とは関係ないのでは?」といった意見も出されました。今回の参加者は、年齢層が20代から50代までと幅広かったので、ディスカッションもいろいろな角度から行うことができました。

例えば、「20代に仕事は面白かったのですか?」という質問が、20代の参加者から年上の参加者に投げかけられました。才能というものは、何か特別なことをするのではなくて、目の前にあるものを幸せと感じる能力ではないかという意見もありました。

3時間近くディスカッションを行いましたが、最後に、それぞれの参加者にどんな才能を感じるかを全員でシェアしてみました。自分の才能というものは、なかなか自分自身では見つけることができない、そんな風に思いました。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!

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第26回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.2.22)

ソチオリンピックも終わってしまいましたね。祭りの後ってさびしいもんです。

さて、ほんのちょっとだけ暖かくなってきた札幌で、第26回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

今回の課題本は、次の一冊です。

『【新訳】南洲翁遺訓 西郷隆盛が遺した「敬天愛人」の教え』 松浦光修 編訳 PHP研究所

[新訳]南洲翁遺訓

この本は、明治維新の立役者である西郷隆盛が語ったことを旧荘内藩の人々がまとめた本です。荘内藩は幕末に幕府側として戦い、西郷隆盛率いる政府軍によって降伏させられます。そんな仇である西郷隆盛の語りをなぜ本にまとめたのでしょうか。

『道は天地自然の物にして、人は之を行うものなれば、天を敬するを目的とする。天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以って人を愛する也。』

「南洲翁遺訓」 より

ビジネス書というと、欧米の著者が書いた自己啓発系の本を思い浮かべる人も多いと思います。もちろん、それらの本から学ぶべきところも数多くありますが、キリスト教を中心とした西欧の思想が背景にある本も多く、すべてが日本人の価値観に合っているとも言い切れないところがあります。

ですから、日本人が古くから培ってきた日本の思想についても学ぶ意義があると思い、私はこの本を選びました。『南洲翁遺訓』という本は、西郷さんが書いた本ではありません。旧荘内藩の武士たちが中心となって、西郷さんから聞いた話をまとめた本です。

西郷さんというと、どんなイメージがあるでしょうか。私が学生時代に学んだ歴史では、明治維新の立役者ながら、政策の違いによって明治政府から追われ、最後には謀反を起こして殺された、という風に書かれていたと思います。

今回の読書会では、男性6名、女性1名が参加してくれました。皆さんに聞いてみると、上記のようなイメージを抱いている人が多かったようです。

ところが、この本を読んでみると、西郷さんという人物についての認識を改める必要があると感じました。それどころか、今の日本に必要な考え方が、この本には凝縮されていると言ったほうがいいのかもしれません。

政治の教え
・あなたに反対してくれる人はそばにいるか?

時代の教え
・国は、道徳で守られる

事業の教え
・私なんか……と思うな!

人生の教え
・自分を愛するように他人を愛せ

など、当たり前のようで、なかなか実行できない言葉が続きます。

「知行合一」 という言葉があります。陽明学という中国の思想にある言葉です。この言葉を私は学生時代によく通った居酒屋のマスターから教えてもらいました。口先だけ達者な私に、マスターはよく言ってくれました。

「宇山さん、知行合一。知ってるだけじゃだめだよ。行動が伴って、初めて意味があるんだから」

この本で書かれていることをどうやって実践していくのか、それが今回参加してくれたみんなにとっても、一番大事なことではないかと思いました。

日本の思想、奥が深いです。

敬天愛人、みなさんどうも有難うございました!

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