第17回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.3.30)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

今回の課題本は、アメリカで戦略論の大家として知られているリチャード・P・ルメルト氏の戦略論に関する一冊です。

『良い戦略、悪い戦略』

戦略という言葉はよく使われる言葉ですが、「それでは戦略とは何か」と聞かれると、なかなか明確には答えられない人も多いと思います。

この本で著者は戦略について、『戦略とは、組織が前に進むにはどうしたらよいかを示すものである。戦略を立てるとは、組織にとって良いこと、好ましいことをどうやって実現するかを考えることである。』と定義しています。

そして、良い戦略と悪い戦略の具体的な事例を挙げながら、良い戦略にはなにが必要かを教えてくれます。

良い戦略は、次の三つの要素から構成されています。
1.診断
2.基本方針
3.行動

悪い戦略には、この三つのどれか、またはすべてが欠けています。特に、具体的な行動を示していないケースが多いようです。

今回の読書会では、本を一章ずつ読み返しながら、そこに書かれている内容を確認して、ディスカッションを深めるという形をとりました。

組織にとっても個人にとっても、生きるか死ぬかの場面になればなるほど、戦略というものが重要になってくると言えそうです。なぜなら、行動するためには、何かを捨てなくてはならず、その決断は厳しいものになるのが常だからでしょうか。

一冊の本をベースにして、これからの生き方を考える時間が共有できた読書会だったと思います。

参加者の皆さん、どうも有難うございました。

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