大人の学びプロデューサーこと購買サポートセンターの宇山です。
8月は札幌も真夏日となって暑い日が続きます。
そんな暑いさなか、第21回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。
今回の課題本は、ハーバード大学でネゴシエーション(交渉)を専門に研究するハーバード・ネゴシエーション・プロジェクトのメンバーが執筆した、『話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」』という一冊です。
この本では、会話を3つに分類しています。
1.何があったかをめぐる会話
2.感情をめぐる会話
3.アイデンティティをめぐる会話
会話がこじれて人間関係がうまくいかなくなる場合、上記の3つのどれかに原因があるというのが本書のコンセプトです。
今回の読書会では7名の方が参加しました。この本をテキストとして、会話やコミュニケーションの方法についてディスカッションしました。
読書会の面白いところは、同じ本を読んできても、その本に対する感想や理解の仕方、興味を持つところが人それぞれ違っているところです。
会話を上手に進めるためには、まず第一に相手と自分はまったく違う視点を持っている、ということを前提条件にする必要がありそうです。
そして、単に相手の主張を無条件に認めるだけでは片手落ちです。自分の考え方や感情も、相手に対してしっかりと伝えることが、本書で伝えようとしている会話の技術ではないかと思います。
普段は接点のない人々が読書会という場でディスカッションをする場合、必然的に相手の考え方を尊重することになります。そのことが新鮮な気付きにつながるのかもしれません。
読書会の後、普段の生活に戻ってからも、相手の考え方を尊重するというスタンスを持つことができれば、もっと豊かで有意義な人生を送ることにつながるのではないかと思いました。
参加者の皆さん、暑い中集まってくれて有難うございました!You are my perfect treasures.