第24回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.12.28)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

2013年最後の土曜日に、24回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。2011年10月から読書会をスタートしましたが、これまでに300名以上の方々が参加してくれました。主催者はただの酔っ払いですが、読書会というコミュニティは本当にいいもんだなと思います。恋の街札幌に、読書会という輪が広がっていくと素敵かもしれませんね。

第24回のテーマは未来予測です。課題本は、『2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」』米国国家情報会議 編 講談社です。今回は男性5名、女性2名の合計7名(内初参加が1名)が参加してくれました。

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

この本はアメリカの政府機関が発行している「グローバルトレンド2030」というレポートを翻訳したものです。このレポートはアメリカ大統領が就任前に目を通すと言われています。つまり、アメリカという国が戦略を立てるベースになっている情報です。未来になにが起きるかは誰にもわかりませんが、大きなトレンドをつかむことはできます。2013年もそろそろ終わりですが、新しい年に向けてなにをなすべきなのか、この本をテキストにして一緒に話し合うというのが今回のコンセプトです。

この本では、日本の経済力は相対的に低下していき、世界における影響力も弱くなっていくという予測が展開されています。それだけを読むと、日本の将来は真っ暗という感じですが、参加者の皆さんからはいろいろな角度から意見が出ました。

私がこの本を課題本にした際、没落していく日本の中で我々はどのようにサバイバルするのかという論調になると予想していました。ところが、今回のディスカッションでは、経済力が幸せに比例するのは違うんじゃないか、という意見が提示され、私も思いつかなかったように議論が展開します。

確かに、経済力がそのまま幸せの指数にならないことは、今の日本人が気づいてしまったことです。50代の参加者と20代の参加者が、『里山資本主義』という本を参考図書として持ってきたところに、これからの日本を考えるヒントがあるのかもしれないと思いました。

読書会の後は、居酒屋、ライブバー、ジャズバーという流れで、主催者はボロボロになってしまいましたが、メンバーの一人から結婚の発表もあり、素敵な会になりました。

二次会で、「今年の一冊」をヒアリングしましたので発表します。

なおちゃん:音楽 (新潮文庫 (み-3-17))
とがちゃん(今年は102冊読破です):田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
しんちゃん:わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書 2177)
しもくさん:論語物語 (講談社学術文庫 493)
こんちゃん:カツ婚! 愛で勝つ!篇 (ワイドKC キス)
ひでっち:幸福論 (第1部) (岩波文庫)
さとやん:小説 帝都復興
さるちゃん:神様のカルテ2 (小学館文庫)
お馬鹿な主催者:オン・ザ・ロード (河出文庫)
ソフトバンクファン君は……言い忘れました。一生懸命幹事を補佐してくれました。

参加者の皆さん、こんなお馬鹿な主催者を支えてくれていつもありがとう!

2013-12-28 01

だいじょうぶ、だいじょうぶ、きっと、うまくやれるさ。

君たちと一緒なら。

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