新しい年も1ヶ月弱がたちました。今年第1回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。
2014年最初の札幌ビジネス読書会は、経済をわかりやすく学べる一冊が課題本です。
『経済は世界史から学べ!』
茂木誠 著
ダイヤモンド社
http://amzn.to/1eSCvmH
「TPP」、「デフレ経済」、「消費税率の引き上げ」、「財政再建」などなど、経済に関する話題はテレビや新聞で毎日のように目にしています。では、「TPP」とはなんでしょうか。日本の財政にはどんな問題があるのでしょうか。
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・『日経新聞』などを読んでも根本的なことがどうもわからないという方
・「教養としての経済学」を学ぶ機会がないまま社会人になってしまった方
・子どもの素朴な質問にうまく答えられなかった方
・通貨・金融・為替・貿易などが「なぜそうなったのか」
を歴史的に学びたいという方本書は、こうした皆さまを対象とした入門書です。
『経済は世界史から学べ!』 はじめに から抜粋
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著者は駿台予備学校で世界史を教えている先生です。経済のことをもっと知るために、歴史の視点から経済にアプローチしたというのがこの本面白いところです。
今回は9名の方が参加してくれました。男性が7名、女性が2名です。そのうち、男性1名、女性2名が初参加です。札幌ビジネス読書会は、その名前の印象もあるのか、初めて参加する人、特に女性にとってはハードルが高いと感じるそうです。「間違ったことを言ったらどうしよう」とか、「議論になったら困る」という心配があるそうですが、心配ご無用です。必要なことは課題本を読んでくることと、他の人が話すのをじっくりと聞くことです。そして、自分の思ったこと、感じたこと、疑問に思ったことを素直に発言することで、とても楽しくて有意義な時間を過ごせることになります。
今回の課題本についても、「すでに知っている内容で、特に新しい気付きはなかった」という感想もあれば、「経済や歴史が苦手だったので、とてもためになった」という感想もありました。そのようなメンバーが集まった中で、TPPについてどう考えるか、消費税アップは必要?といったテーマで、それぞれの意見を聞きながら、これからの日本経済について考えてみました。
ひとつのテーマについても、見方は十人十色です。ですから、いろんな人が集まる読書会というのは、普段得ることのできない学びと気付きになるのかもしれません。そんなことを感じました。
参加者の皆さん、どうもありがとうございました!感謝です。
追記
著者の茂木誠様より、ブログでコメントを頂きましたので、紹介します。
宇山様
お役に立てて光栄です。
目先の損得抜きに、地道な活動を続けられていることに敬服します。江戸時代から、日本各地でこういう勉強会が開かれていたようです。
http://mogiseka.at.webry.info/201311/article_6.html