購買サポートセンターの宇山です。
3月の札幌ビジネス読書会は、才能をテーマとする本を課題本に選定しました。
■第27回の課題本
『才能を磨く 自分の素質の生かし方、殺し方』
ケン・ロビンソン 著
大和書房
この本の原題は、『エレメントをみつける』というものです。エレメントとは何でしょうか?
エレメントとは、「自分の才能と情熱が出会う場所」を意味する。
まず何よりもそれは、「自分にとって、それをするのが自然に感じられること」だ。
(中略)エレメントを見つけるための基本的なステップは「自分の才能を理解すること」である。
だがエレメントにあるというのは、自分の得意なことをするにとどまらない。さらに「それを愛している」という条件が加わる
-本書14ページより抜粋
著者は教育学を専門とする大学教授ですが、「学校教育は創造性を殺してしまっている」というTEDトークがTED史上最多の再生回数となっていることでも有名です。
今回の読書会には6名の方々が参加してくれました。「才能」という言葉には、一部の特殊な人だけが持つもの、というような響きがあります。今回の課題本を読んでも、「自分とは関係ないのでは?」といった意見も出されました。今回の参加者は、年齢層が20代から50代までと幅広かったので、ディスカッションもいろいろな角度から行うことができました。
例えば、「20代に仕事は面白かったのですか?」という質問が、20代の参加者から年上の参加者に投げかけられました。才能というものは、何か特別なことをするのではなくて、目の前にあるものを幸せと感じる能力ではないかという意見もありました。
3時間近くディスカッションを行いましたが、最後に、それぞれの参加者にどんな才能を感じるかを全員でシェアしてみました。自分の才能というものは、なかなか自分自身では見つけることができない、そんな風に思いました。
参加者の皆さん、どうも有難うございました!