口ぐせのような夢

札幌ビジネス読書会のメルマガで「石崎政人の聴かずにシネるか!俺はシゲ。」のコーナーを担当してる石崎政人です。

読書会の開催報告は7月から滞っているみたいですが、読書会自体はおかげさまで順調に開催されているようです。

さて、今日の”聴かずにシネるか”はこちらです。

帰れない二人

作詞・作曲:井上陽水&忌野清志郎

歌詞はこちら:
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND8536/index.html

ミリオンセラーとなった井上陽水の「氷の世界」に入っている1曲です。

「天才が作った歌だから、いいのは当たり前」

というのは簡単ですが、この曲の歌詞はすばらしいです。

「僕は君を……」のあとに、なにを言おうとしたのだろうか。

「僕は君が……」なら、その続きを想像するのは簡単な気もするが、「君を」は曲者だな。平松のシュートみたいだ。

街の灯が消えて、星が帰る。 明るくなって街灯が自動的に消える瞬間。そのあとも街は眠り続ける。『口ぐせのような』夢を見ながら。

口ぐせのような夢、。

20代前半でこの二人は出会って、小さなアパートの一室でカレーを食べながらこの曲を一緒に作ったそうです。

このビデオの清志郎の声はかなりかすれてしまって、ちょっと痛々しい。自分のウオークマンに保存してあるバージョンは、もっと艶がある声だ。

帰れない、この歌には、帰るのが場所なのか、それとも二人の過去なのか、それがはっきりと書かれていない。わかるのは、これが夜明け前の歌ということだけだ。

夜が終わって朝がくる。

夜の夢が終わる。

二人は帰りたいのか、それとも帰りたくないのか、確かなことは、

帰れない、ということだけだ。

それではみなさん、

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