第22回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.10.12)

札幌で読書会を主催する購買サポートセンターの宇山です。

プロ野球のレギュラーシーズンも終わり、応援するファイターズは最下位に沈んでしましました。去年は監督就任一年目で優勝した栗山監督の心中や如何。スポーツの世界は結果がはっきりと出ます。その点はビジネスにも参考になりますが、厳しい世界ですね。

さて、第22回目となる札幌ビジネス読書会の課題本は、経営学の大家として有名なあの人の一冊です。

『経営者の条件』
P・F・ドラッカー 著
ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカーの本を課題本にするのは今回が初めてです。タイトルには「経営者」とありますが、働くことで成果をあげたい人に向けて書かれた本です。

『普通のマネジメントの本は、人をマネジメントする方法について書いている。しかし本書は、成果をあげるために自らをマネジメントする方法について書いた。(中略)成果をあげるために特別の才能や、適性や、訓練が必要なわけではない。物事をなすべき者が成果をあげるには、いくつか簡単なことを行うだけでよい。成果をあげるためには、本書で述べているいくつかのことを実行すればよい。しかもそれらを実行するために生まれつき必要なものは何もない。』 同書 まえがきより

今の時代は、かつてホワイトカラーと呼ばれた労働層の仕事が、どんどんコンピューターに奪われている時代です。私が社会人になった20数年前には、そろばんや電卓で計算の早くできる人が重宝されていました。今はどうでしょうか。パソコンの表計算ソフトを使えば、何十桁の計算も一瞬で答がでてしまいます。

そんな時代でも、エクゼクティブとして働ける人にはチャンスが広がっています。この本は、エグゼクティブとして成果を出すためにはどうすればいいのか?というテーマから書かれた本です。

今回の読書会には6名の方々が参加してくれました。

「エクゼクティブとはそもそも何か?」
「成果とはなんだろうか?」

といったところから話が始まり、ディスカッションが広がっていきます。

この本でドラッカー氏は、成果をあげるために必要な能力を5つに分類しています。

1.時間管理
2.貢献
3.強みを活かす
4.優先順位をつける
5.意思決定をする

いずれも自己啓発や仕事術などの本でおなじみの項目です。ドラッカー氏は、大企業のCEOや大統領など、数多くのエクゼクティブと実際に会うことによって、このような分析を行ったそうです。仕事で成果を出すためには、この本一冊読めば充分なのかもしれませんね。

長くベストセラーとして読まれている本は、読書会のテキストとしてもぴったりでした。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!

20131014

第20回札幌カフェ読書会を開催しました(2013.10.10)

大人の学びプロデューサーこと、購買サポートセンターの宇山です。

10月になると札幌も秋が深まってきます。

夏の間は仕事の関係でお休みにしていた札幌カフェ読書会ですが、久々に開催しました。

今回は初参加の方が4名でした。読書会を通じて新しい出会いが広がっています。

さて、トップバッターはNさんです。昔はロシア文学などに親しんできたそうですが、最近は寝る前の清涼剤になるような、さわやかなタッチの本がお気に入りということです。

『しあわせのパン』
三島 有紀子 (著)

ご自分で作った素敵なかばんに本を入れて参加してくれたTさん、主人公の気持ちを共有できるところが好きという一冊です。

『八朔の雪―みをつくし料理帖』
高田 郁 (著)

最近、保険セールスのお仕事に転職されたIさんは、この本を読んで仕事へのモチベーションをぐっと高めているそうです。

『僕は明日もお客さまに会いに行く。』
川田 修 (著)

昨年は朝活読書会によく参加してもらってたNさん、夜のカフェ読書会は初参加です。平凡な人の心に潜む「殺意」がモチーフの小説です。

『殺人の門』
東野 圭吾 (著)

今日が3回目となるAさんは唯一の男性参加者でした。人間心理の面から経済を分析する行動経済学の一冊です。ちなみに、単行本を買った後に増補版と文庫版がでているという「不合理な」事実に気づいたそうです。購入される方はそちらもチェックしてくださいとのアドバイスでした。

『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』
ダン アリエリー (著),

各人が本を紹介した後には、読みたいと思った本のシェアをしたり、電子書籍の話題で盛り上がったりという時間をすごしました。あっという間の2時間でした。

参加者の皆さん、有難うございました!