札幌カフェ読書会-パンとワインと本で交流-を開催しました(2013.3.30)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

今回は、参加者がお互いに本を紹介し合うスタイルの読書会「札幌カフェ読書会」を開催している「詩とパンと珈琲の店モンクール」を会場にして、ワインを飲みながら語り合うという交流会をやってみました。

参加者は、男性10名、女性5名、年齢や職業なども幅広いメンバーが集う会になりました。

まずはワインで乾杯のあと、モンクール店長ご自慢のパンを味わいながら、本や趣味の話で交流します。

そのあとは自己紹介、そして本のプレゼンなども行いながら、楽しいひと時を過ごしました。

今回プレゼンされた本は次の通りです。

Oさんご紹介の一冊です。

『慶應三田会 組織とその全貌』島田裕巳

モンクール店長のお勧めです。

『スケッチトラベル』堤大介、ジェラルド・ゲルレ

札幌ビジネス読書会常連のTさんは三冊でした。

『風が強く吹いている』三浦しをん

『縮む世界でどう生き延びるか?』長谷川英祐

『十二人の手紙』井上ひさし

文学もビジネス書も、のKさんは二冊です。

金子光晴のラブレター (1981年)

『夢二の恋文』近藤富枝 監修

世界30ヶ国を旅してきたというMさん、本のほかに、本の舞台となったところのパンフレットも紹介してくれました。

『夜と霧 新版』V.E.フランクル

「アウシュビッツ・ビルケナウ その歴史と今、案内書、記憶の場 博物館」
3点のアウシュビッツで購入したパンフレット
アウシュヴィッツ=ヴィルケナウ強制収容所公式サイト

そのほかには、お勧めジャズのプレゼンなんかもあり、本だけでなくたくさんの話題で盛り上がった一日でした。

参加者の皆さん、有難うございました。

第17回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.3.30)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

今回の課題本は、アメリカで戦略論の大家として知られているリチャード・P・ルメルト氏の戦略論に関する一冊です。

『良い戦略、悪い戦略』

戦略という言葉はよく使われる言葉ですが、「それでは戦略とは何か」と聞かれると、なかなか明確には答えられない人も多いと思います。

この本で著者は戦略について、『戦略とは、組織が前に進むにはどうしたらよいかを示すものである。戦略を立てるとは、組織にとって良いこと、好ましいことをどうやって実現するかを考えることである。』と定義しています。

そして、良い戦略と悪い戦略の具体的な事例を挙げながら、良い戦略にはなにが必要かを教えてくれます。

良い戦略は、次の三つの要素から構成されています。
1.診断
2.基本方針
3.行動

悪い戦略には、この三つのどれか、またはすべてが欠けています。特に、具体的な行動を示していないケースが多いようです。

今回の読書会では、本を一章ずつ読み返しながら、そこに書かれている内容を確認して、ディスカッションを深めるという形をとりました。

組織にとっても個人にとっても、生きるか死ぬかの場面になればなるほど、戦略というものが重要になってくると言えそうです。なぜなら、行動するためには、何かを捨てなくてはならず、その決断は厳しいものになるのが常だからでしょうか。

一冊の本をベースにして、これからの生き方を考える時間が共有できた読書会だったと思います。

参加者の皆さん、どうも有難うございました。