札幌カフェ読書会を開催しました(2013.5.9)

今年の札幌の春は本当に気温が上がりません。

それでも、ゴールデンウイーク明けの札幌カフェ読書会には、大勢の本好きの方が集まってくれました。

この読書会は、自分の好きな本をお互いに紹介し合うという気楽な会です。普段自分が手にすることすらない本を紹介してもらえるところが、いいところと言えます。

それでは今回紹介された本をみていきましょう。

読書会ゴッドファーザーのHさんは2冊です。Hさん、食べ物とか感動系お好きです。

神様のカルテ 3 夏川 草介 (著) 

和菓子のアン 坂木 司 (著)

哲学好きのTさん、今回は私も学生時代に読んだことのある一冊でした。

共同幻想論 吉本 隆明 (著)

今回初参加のKさんは、13世紀イタリアを舞台にした物語です。

旅涯ての地〈上・下〉坂東 真砂子 (著)

以前、別の勉強会に参加してくれたTさんは、「もしも今日出会った人が死神だったら」というショートストーリーのご紹介です。

死神の精度 伊坂 幸太郎 (著)

今回が二回目の参加となるWさんは、記憶する技術に書かれた一冊を紹介してくれました。

記憶力 ウィリアム・W・アトキンソン

今回はお試し参加だったFさんですが、ご自分の記憶からプレゼンをしてくれました。

富豪刑事 筒井 康隆 (著)

今回初登場だったSさんは、江戸に関する一冊です。

うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」杉浦 日向子 (著)

札幌ビジネス読書会常連のMさん、カフェ読書会は初参加でした。

まず「書いてみる」生活―「読書」だけではもったいない 鷲田 小彌太 (著)

説得の文章技術 (講談社現代新書 (685))

最後に、会場のモンクールを愛してくれているOさんのプレゼンです。

どんな危機にも打ち勝つ100年企業の法則 藤間 秋男 (著)

改めて眺めてみると、いろいろなジャンルの本がありますねぇ…。

読書好きの皆さん、またお会いしましょう!

第18回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.4.28)

大人の学びプロデューサーこと、札幌ビジネス読書会主催者の宇山です。

なかなか暖かくならない北の大地です。ゴールデンウィークの前半となる日曜日に、第18回目となる札幌ビジネス読書会が開催されました。

今回の課題本ですが、新書を選んでみました。

『知的生産の技術』梅棹 忠夫 著

著者は元々民族学者でしたが、自らが研究して執筆するという活動の中から、「読む」「書く」「分類する」といった、いわゆる知的な活動の技術論をまとめた一冊です。

最近では「アウトプット」という言葉が、ビジネスパーソンの間でも重要であると考えられていますが、1969年に出版されたこの本は、そのはしりであると言えるでしょう。

札幌ビジネス読書会は、単に本を読むだけではなく、読書によって得た気付きをお互いに語り合うことで、次の行動につなげていくことを目的として開催しています。人間社会では、自分の意志を相手に伝えることが基本になります。その一方で、どのように意志を伝えるかという技術については、学校でも教えてくれないところがあります。

今回のディスカッションでは、本の読み方、手帳やノートの使い方というところにまで話が広がりました。参加者の方々それぞれにいろいろな方法があって、とても楽しかったです。

今の世の中は、IT技術によってだれでも情報発信できる時代になりました。でも、その内容について考えてみると、今回の課題本が出版された当時と状況はそんなに変わっていない気がします。

これからも読書会の皆さんと一緒に成長していきたいと思いました。

参加者の皆さん、いつも有難うございます!

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