第31回札幌カフェ読書会を開催しました(2014.6.19)

最近は札幌も雨が多いですね。

熊もよく顔を出しているみたいです。

さて、今回のカフェ読書会はどんな感じだったんでしょうか。

今回は女性6名男性2名、その内初参加は女性2名でした。

それでは今回紹介された本をカクニーン!してみましょう。

トップバッターはTさんです。アイドル本とおもいきや、北海道にも関係する家族の物語って感じでしょうか。

ねこのあしあと
中川 翔子 (著)

2番、スピリチャル系Mさんです。
今日はこの本が人気1番でした。

タッピング入門―シンプルになったTFT&EFT
ロベルタ テムズ (著), 浅田 仁子 (翻訳)

3番、前回は病欠したTさんです。小学生の甥っ子に、電話で童話読んでいるそうです。やさしいね。

ともだちは海のにおい (きみとぼくの本)
工藤 直子 (著), 長 新太 (イラスト)

4番、初参加のSさん。緊張していたので指名しましたが、一番好きな本をしっかりと紹介してくれました。

きらきらひかる (新潮文庫)
江國 香織 (著)

5番、プロフェッサーHYS。異文化のお話です。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
パウロ コエーリョ (著), Paulo Coelho (原著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳)

アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫)
阿刀田 高 (著)

プロフェッサーHYS氏から感想を頂きました。

宇山茂樹のカフェ読書会には良い意味での仲良しグループの希薄さがある。
通常どのコミュニティーでも、その仲間しかわからない言葉だったり
暗黙のルールが存在するものであるが、(それがイコール疎外感になる)
彼の読書会にはそれが少なく初めての人にとても入りやすい雰囲気を
創ってるところが魅力である。
もちろん、常連を蔑ろにしているわけではなくそのあたりのバランスには主催者の気遣いと巧さを感じる。
懇親会には必ず参加しようと思ってしまう、なんとも心地よい会である。
いつもありがとう。

この読書会に来た当初は保険のセールスレディだったIさん、いまは日本の食糧自給率を支えるために、お嫁に行きました。そんなIさんのご紹介。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫) [文庫]
新田 次郎 (著)

今回初参加のAさん、子供も読むけど、大人も読んだほうがいい、名作のご紹介です。

モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ (著, イラスト), 大島 かおり (翻訳)

今日のファイナリストはWさんだよー!

覚えるだけの勉強をやめれば劇的に頭がよくなる (PHP新書)
小川 仁志 (著)

皆さん、今日もありがとうございました。懇親会も6名ご参加でした。

八甲田山119の件
http://www.j-cast.com/tv/2014/06/19208041.html

予告編

このために

おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとうございました。

これからの地球は、若者が世界を平和にします。

間違いない。

第29回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.6.14)

日記を書いています。

少年の頃は、そんな人ではありませんでした。

「もう戻ってこない時を記録してなんの意味があるんだ?」

そんな少年でした。

そんな少年が、毎日のように読んでいた本があります。今回の読書会は、その本を課題本にしてみました。

2011年から札幌で読書会をしている購買サポートセンターの宇山です。

今回の読書会の案内文を、そのまま掲載します。

★第29回札幌ビジネス読書会-魂をこめて-★

今回も魂と情熱をこめて、宇山茂樹が全力でファシリテーションします。

今回の課題本

『成りあがり』
『アー・ユー・ハッピー?』

矢沢永吉 著
角川文庫

『成りあがり』
http://amzn.to/1kwaBcy

角川文庫

『アー・ユー・ハッピー?』

http://amzn.to/1kwaMo1

角川文庫

父親は原爆の後遺症で他界、母親は若い男と駆け落ちして失踪。

そんな環境で育った少年がまっすぐに生きてこれたのは、ロックスターという星を

見続けてきたからだった。

故郷広島から夜汽車で横浜に出てきた少年は、やがて星をつかむ。

しかし、男の戦いはここからが始まりだった。

この読書会、正直なところだれもこないかもしれないと思ってました。

「ビジネス読書会」とはちょっと毛色が違いますよね。

でも、

ビジネススキルって、

自己啓発とか、目標達成とか、成功法則とか、

だったら、

矢沢永吉の本も、正にそれかな、って昔から思ってました。

この読書会には、女性1名男性4名、計5名の方々が参加してくれました。

矢沢が好きな人、

この本で矢沢のことを始めて知った人、

矢沢とかキャロルは知っていたけど、それほどのめりこんでいなかった人、

いろんな角度から意見がでました。

スーパースターについて語る。

スーパースターも、語る人も、同じ人間です。

人間としていかにして生きていくか、

これからもこの読書会では、そんなテーマを追いかけていきたいと思います。

参加者の皆さん、ありがとうございました!!

これから世界へ羽ばたく若い人へ!

第30回札幌カフェ読書会を開催しました(2014.6.5)

6月の札幌。

たぶん世界で一番素敵な場所かもしれません。

購買サポートセンターの宇山です。

6月最初の木曜日に、30回目となる札幌カフェ読書会を開催しました。

美術館のそばにある小さくて暖かいカフェで、お互いに好きな本を紹介し合うという、やさしい交流会です。

今日の参加者は女性が5名、男性が3名でした。初参加は女性2名です。

それでは、どんな本が紹介されたのか見ていきましょう。

トップバッターは、札幌カフェ読書会を最初から支えてくれているゴッドファーザーHさんです。

初めて会った人をどうやって判断するか。ちなみに残り約7%は、話す内容だそうです。

人は見た目が9割 (新潮新書)
竹内 一郎 (著)

Hさんから感想をもらっています。

おはようございます。

先週のカフェ読書会ありがとうございました。

私のプレゼン本の解説は以下の通り。

「人は見た目が9割」 竹内 一郎著

人は見た目で判断してはいけないといわれてきたが、

第一印象は見た目。

著者は演出家で漫画にも造詣が深い。

顔、アクション、色、香りから受ける印象を演出、マンガの

世界から解説。普段の気配りが変わる本。

お勧め度 ☆☆☆

                        以上

二番目に紹介してくれたのは、今回で2回目となる釧路出身のAさんです。

昔から国際貢献に興味あったそうですが、その想いを改めて考えさせてくれた一冊とのことです。ゴールへの道はいろいろとありますよね。

シャプラニール流 人生を変える働き方
藤岡みなみ (著), 2025PROJECT (著), 渋谷敦志 (写真)

いつも主催者を支えてくれるプロフェッサーHさん、スピリチャル系科学というジャンル(勝手に命名)ですね。

タンパク質の音楽 (ちくまプリマーブックス)
深川 洋一 (著)

小樽から来てくれるHさん、前回のプレゼンでS君から借りた本を、改めて紹介してくれました。この本って、名作かも。

羆撃ち (小学館文庫)
久保 俊治 (著)

今回初めて参加してくれたAさんは、フリーのコピーライターです。読書会に参加するために、久々にしっかりと本を読んできたとのことです。

儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる
平野 秀典 (著)

カフェ読書会出席率NO.1のWさん。今日はリーダーとなった人がコーチングを活用するときに役立つ一冊を紹介してくれました。

リーダーのためのコーチング実践Q&A
PHP研究所 (編集)

6月1日に釧路から転勤してきたばかりという看護師のMさん。ディズニーランドからホスピタリティの精神を学んでいるとのことです。環境も変わって大変だと思いますが、がんばってくださいね!

ディズニー精神が教えてくれる心がつながる魔法
徳 源秀 (著)

今日のファイナリストは、とにかくスピリチャル系の本が大好きというMさんです。携帯だってインターネットだって、ほんの数十年の話ですよね、これから何がわかるのか、楽しみです。

超次元の成功法則―宇宙の叡智と意識エネルギーを手に入れる
ウィリアム アーンツ (著), マーク ヴィンセント (著), ベッツィー チェース (著), 江本 勝 (監修), 田中 敦子 (翻訳), 福井 久美子 (翻訳)

今日もいろいろな本が紹介されました。

短い北国の夏が始まります。みんなで楽しみましょう!

Hasta la vista!

第28回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.5.31)

まだ5月ですが、札幌地方は30度近い暑さです。青い空が広がり、近所の小学校からは運動会の歓声が聞こえてきます。

そんな土曜日の午後、今回で28回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

この読書会は課題本を読んでから参加するという、硬派な読書会です。

今回の課題本はこちらです。

■今回の課題本

『堕落論』
坂口安吾 著
角川文庫

第二次大戦直後の混迷した社会に、戦前戦中の倫理観を明確に否定して新しい指標を示した「堕落論」は、当時の若者たちの絶大な支持を得た。
「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。」
堕ちきることにより真の自分を発見して救われるという安吾流の考え方は、いつの世でも受け入れられるにちがいない。

角川文庫 表表紙のあらすじより抜粋

さて、今の時代において安吾の思想はどのように理解されるべきなのでしょうか。今回の読書会には男性4名(そのうち初参加1名)の方々が参加してくれました。

まずは主催者からのアイスブレイクです。
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各参加者がウォーミングアップとして3分ほど自己紹介を行います。

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読書会を楽しくて有意義な時間にするためには、お互いのことを知ることが大事です。そのためには、傾聴と呼ばれるスキルが求められます。簡単に言うと、話している人に興味を持って、心から話を聞くということです。

自己紹介のあとは、課題本の読み返しを行います。そして、各自が感じたことをアウトプットしてシェアしていきます。その内容を主催者のほうでまとめていきます。
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課題本の中でわからなかった部分や難しかったところなど、参加者が自主的に資料を持ち込んでくれるので、議論も深まっていきます。

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タブレットを活用して発言する20代のS君です。

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全員のアウトプットがまとまりました。これから後半戦です。

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読書会の後半は、本から学びたいキーワードや質問をブレーン・ストーミング形式でまとめていきます。ブレーン・ストーミング(略してブレスト)は、次の3つのルールに沿って、議論やアイデアを深めていくファシリテーションの手法の一つです。参加者からの発言をマインドマップというノート術で整理していきます。
・ブレストの3つのルール
1.アイデアを数多くだす
2.人のアイデアや発言を批判しない
3.アイデアをつなげていく

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議論が深まるにつれて、マインドマップも広がっていきます。同じ本を読んでも、人によって捉え方が違うことに気付いていきます。これが読書会の最大の特長です。

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マインドマップを見ながら、どんどん発言が生まれてきます。楽しいけれど真剣、そんな感じです。

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主催者のファシリテーションも熱をおびてきます。

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最終的には、ここまで広がりました。

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読みやすいようで奥の深いのが安吾の文章の特長ですが、各参加者から、「この本を一言でまとめてみると?」という質問に答えてもらいました。

Sさん:常にゼロリセット
Hさん:「A=C]はそもそも違う
Hさん:正直さ
Sさん:堕落とは健全であるが健全ではない

今の時代に坂口安吾がいたとしたら、果たしてどんな本を書くのでしょうか。

 終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、みずからの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由ではあり得ない。なぜなら人間は生きており、また死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏み出した人性が、今日、どれほどの変化を示しているであろうか。

『堕落論』(角川文庫) 101ページより抜粋

ちなみに、私がこの本を一言で表すと、「本質」という言葉になります。これからも読み続けるであろう一冊です。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!!

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参加者の方々から感想をもらっていますので、こちらに公開します。

【林慎一さん】
・今回の読書会ではどんな気づきがありましたか?
ジェネレーションギャップや、2元論で判断する辛さをまのあたりにした。
その一方でしっかりした優秀な若者も居て、良い刺激になった。

・読書会のいいところって、なにかありますか?
ワインの世界では垂直飲みと水平飲みというのがあります。
垂直とはあるシャトーを年代ごとに飲んでいくこと。
これは、結構一般的な飲み方のようで、好きな銘柄の変化を楽しめます。
水平とは、ある年代の色々なシャトーを飲んでいくこと。
一般的ではないのですが、その時代を感じるのが目的と言われ、
新しい好みを見つけることもよくあります。
また、ソムリエが幅広い知識を得るために必要とされます。
会社のような組織は垂直飲み、読書会は水平飲みのようなものに感じます。
新たな発見、新たな視点で、その背景を楽しむことが
読書会の良い所です、なんてのはかっこよすぎでしょうか?

・その他メッセージをご自由にどうぞ!
昨日列車のような居酒屋で飲んだとき、スルーしてしまったけれど、
数こなすのには大賛成です。
宇山さんの味は数こなして研がれるものだと思う。
Sさんのような変革が起きた人が10人、20人と増えたとき
なんか凄い化学変化が起きる気がします。
協力は惜しまないので行くだけ行ってみましょう。

第29回札幌カフェ読書会を開催しました。(2014.5.22)

札幌で読書会を主催している購買サポートセンターの宇山茂樹です。

さわやかな風が吹く北国の5月。今回で29回目となる読書会には、10名の方々が参加してくれました。男性6名、女性が4名、そのうち初参加が男性3名、女性が2名でした。

さて、今回の読書会で紹介された本をみていきましょう。

今日のトップバッターは、未来のノンフィクション作家を目指すSさんです。講談社第21回ノンフィクション賞を受賞したという一冊です。

セラピスト
最相 葉月 (著)

Tさんはスピリチャル系の本を紹介してくれました。

前世療法体験CDブック―医師が行う驚異の催眠療法
萩原 優 (著)

「あの世」の準備、できていますか?
矢作 直樹 (著), 田口 ランディ (著)

人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
矢作 直樹 (著)

アウト・オン・ア・リム (角川文庫)
シャーリー マクレーン (著)

常連のWさんは弁護士が書いた交渉術の本です。

図解 反論する技術 反論されない技術
木山 泰嗣 (著)

今日が初参加となったAさん、日々穏やかに生きていくというテーマの本です。

“ありのまま”の自分に気づく (角川SSC新書)
小池 龍之介 (著)

きのう何食べた?(6) (モーニングKC)
よしなが ふみ (著)

同じく初参加のMさん、スピリチャル系の本が大好きとのことですが、そのなかのベストの一冊を紹介してくれました。

喜びから人生を生きる! ―臨死体験が教えてくれたこと
アニータ・ムアジャーニ (著)

北海道に移住してきたというKさんは、人生に大きな影響を与えてくれたという一冊です。

まんがでわかる 7つの習慣
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修)

今度お嫁にいくことが決まったIさんは、お弁当からいろいろな仕事を紹介するという一冊です。

おべんとうの時間
阿部 了(写真) (著), 阿部 直美(文) (著)

本日のラストはHさん、まばたきで書かれたという驚きの本です。

潜水服は蝶の夢を見る
ジャン=ドミニック ボービー (著)

今回の読書会ですが、スピリチャル系の本や人生の意味を考えさせてくれる本などが多かったみたいです。不思議な偶然ですね。

今回も楽しくあっという間の2時間でした。参加者の皆さん、ありがとうございました!