カフェで読書好きが交流する会を開催しました(2012.11.8)

札幌で読書会を主催している社会人の学び支援家こと宇山です。

美術館沿いの歩道は冷たい晩秋の雨をすった落ち葉でおおわれていました。

詩とパンとカフェの店モンクールで開催する読書交流会もだいぶ盛況となってきました。今回は過去最大となる8名の参加でした。

二十代のAさんは、ライトノベルのご紹介です。普段手にとることのない分野だったので、かなり新鮮でした。

『ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド』川原 礫

今回初参加となったTさんは、文学や哲学がお好きなジャンルということで、今回は慶応大学出身の文士に焦点をあてた一冊を紹介してくれました。

『三田の詩人たち』篠田 一士

読書会重鎮のHさんは、二冊です。

『「裸のサル」の幸福論』デズモンド・モリス

『心にズドン!と響く運命の言葉』ひすい こたろう

もうひとつの本棚(侍日誌)』という書評ブログを運営しているAさんも二冊です。いずれも戦時下の極限状態を描いた本です。

『流れる星は生きている』藤原 てい
Aさんの書評⇒http://moyuuta2.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル
Aさんの書評⇒http://moyuuta.blog52.fc2.com/blog-entry-50.html

今回で三回目となるHSさんは、人の出会いと別れをモチーフにした短編小説集を紹介してくれました。

『きみのためのバラ』池澤 夏樹

子供時代にキリスト系幼稚園に通っていたというTさんは二冊ご紹介です。

『名画と読むイエス・キリストの物語』中野 京子

『おもたせ暦』平松 洋子

私の紹介も二冊でした。

『一生折れない自信のつくり方』青木仁志

『29歳からの人生戦略ノート』金田 博之

今日初参加のIさんは、ほかの人がどんな本を紹介するのか聞いてみたいということだったので、次回以降に期待です。ちなみに今まで読んだ本の中では、『半眼訥々』高村薫がお勧めとのことです。

今日もあっという間の二時間でした。珍しくBGMにはバロック音楽が流れていましたが、今日紹介された本も重厚なテーマを扱ったものが多かったみたいです。そんなシンクロも読書会の面白さかもしれませんね。

カフェで朝活!札幌朝活読書会を開催しました(2012.10.30)

札幌で読書会を主催している社会人の学び支援家こと宇山です。

10月30日には、スターバックスコーヒー札幌パルコ店にて朝活読書会を開催しました。

朝早起きして街を歩くと、街路樹も黄色や赤の秋色になっています。もう少しで冬ですね。

今日の参加者は4名でした。

読書会重鎮のHさんは朝活初登場です。今回のご紹介は、ゼロ戦乗りだった祖父の人生を孫が調べていくという小説です。Hさん思わず泣いてしまったそうです。

『永遠の0』百田 尚樹

札幌で文学系の読書会を主催しているKさんは、自分が転職するきっかけとなった一冊を紹介してくれました。

『一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書』小宮 一慶

社会保険労務士としてデビューほやほやのYさんは、ご自分の専門である労働法についての一冊です。会社で働く人は、最低限知っておくべきテーマだと言えますね。

『どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門』大内 伸

私が紹介したのは、自分の創造性をどうやって発揮するかという本です。この本で紹介されている「モーニング・ページ」というワークは、かなり強力です。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』ジュリア キャメロン

今日は飛び入りゲストもありました。市内の大学に通うTさんです。自分も朝活をやってみたいそうで、今日はどんな感じなのか見にこられたそうです。飛び込みで声かけるのも勇気がいると思います。そのガッツでがんばってもらいたいですね。

こうやって読書会の輪が広がっていくとうれしく思います。

第12回札幌ビジネス読書会を開催しました

札幌で読書会を開催している社会人学び支援家こと宇山です。

2012年10月27日には、今回で12回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

12回、つまり一周年です。

記念すべき12回には9名の方に参加してもらいました。

この読書会を始めたときは、土曜の午後3時間、会費1000円、課題本読んで参加などなど、ハードルが高いのではないか?というご指摘を先輩読書会主催者の方から受けたこともあったのですが、おかげさまで、過去最大人数の参加者となりました。

皆様のご愛顧に感謝致します。また、自分を高めていこうという気概をもつ参加者の方へ敬意を表します。

さて、今回の課題本ですが、『一瞬で大切なことを伝える技術』三谷 宏治 (著) という本を選びました。

「まあ、とりあえずそんなところで、あんな感じでやっといてね、よろしく」

よくある日本語です。

よくありますけど、冷静に分析してみると、なにを意味しているのかまったくわかりません。

この本は、ロジカルに伝えるためにはどうすればよいか、というテーマに対して、きわめてわかりやすくアプローチした本です。

参加された方は、年代、性別、職種など多士済々でしたが、「自分の考えをもっとうまく伝えたい」という無意識の言葉に突き動かされて集まったのではないかと感じました。

実際の職場でおきているリアルな問題などがテーマとなって、3時間があっという間に過ぎてたのが印象的でした。

仕事上の悩みって、今の時代は誰に相談すればいいんでしょうか?そんなことを考えさせてくれた一日でした。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

次回は12月23日(金)に開催です。

カフェで読書好きが交流する会を開催しました(2012.10.11)

札幌で読書会を主催している社会人の学び支援家こと宇山です。

2012年10月11日には、「カフェで読書好きが交流する会」を開催しました。

今回の参加者は私を含めて5名でした。

今回で2回目の参加となるHSさんからは、世評を軽やかに切るエッセイを紹介してもらいました。

『たまには時事ネタ』斉藤美奈子

『ふたたび時事ネタ』斉藤美奈子

札幌で文学系読書会を主催するOLのKさんからは、札幌在住の作家である蛭田亜紗子さんのエロティックな小説のご紹介です。

『星とモノサシ』蛭田亜紗子

札幌ビジネス読書会を裏で支える重鎮Hさんからは二冊です。

アジアで初めての開催となった東京オリンピックでは、ポスター、料理、警備など、今では当たり前となったサービスの元祖が生まれたことを教えてもらえる一冊。

『TOKYOオリンピック物語』野地 秩嘉

どこにでもいる大学生が始めたのは、新宿のゴミ拾いだったが…

『半ケツとゴミ拾い』荒川 祐二

もうひとつの本棚(侍日誌)』など3つのブログを運営するなぞの中小企業診断士&FP&危険物管理責任者兼務サラリーマンのAさんは交流会初登場でした。

私が敬愛する寺山修司さんもよく引用していた、サローヤンのご紹介です。

『パパ・ユーアクレイジー』ウィリアム サローヤン

最後に私が紹介したのは、サラリーマンを辞めて独立したが、大スランプに陥っていたときに読んだ一冊です。

『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』大坪 勇二

シャンソン流れるカフェで、今夜も本を通じて楽しく交流できました。

学校でもなく職場でもなく、読書を通じて知り合った人たち。人間の縁というのは不思議なものですね。