第25回札幌ビジネス読書会を開催しました(2014.1.25)

新しい年も1ヶ月弱がたちました。今年第1回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

2014年最初の札幌ビジネス読書会は、経済をわかりやすく学べる一冊が課題本です。

『経済は世界史から学べ!』
茂木誠 著
ダイヤモンド社
http://amzn.to/1eSCvmH

「TPP」、「デフレ経済」、「消費税率の引き上げ」、「財政再建」などなど、経済に関する話題はテレビや新聞で毎日のように目にしています。では、「TPP」とはなんでしょうか。日本の財政にはどんな問題があるのでしょうか。

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・『日経新聞』などを読んでも根本的なことがどうもわからないという方
・「教養としての経済学」を学ぶ機会がないまま社会人になってしまった方
・子どもの素朴な質問にうまく答えられなかった方
・通貨・金融・為替・貿易などが「なぜそうなったのか」
を歴史的に学びたいという方

本書は、こうした皆さまを対象とした入門書です。

『経済は世界史から学べ!』 はじめに から抜粋
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著者は駿台予備学校で世界史を教えている先生です。経済のことをもっと知るために、歴史の視点から経済にアプローチしたというのがこの本面白いところです。

今回は9名の方が参加してくれました。男性が7名、女性が2名です。そのうち、男性1名、女性2名が初参加です。札幌ビジネス読書会は、その名前の印象もあるのか、初めて参加する人、特に女性にとってはハードルが高いと感じるそうです。「間違ったことを言ったらどうしよう」とか、「議論になったら困る」という心配があるそうですが、心配ご無用です。必要なことは課題本を読んでくることと、他の人が話すのをじっくりと聞くことです。そして、自分の思ったこと、感じたこと、疑問に思ったことを素直に発言することで、とても楽しくて有意義な時間を過ごせることになります。

今回の課題本についても、「すでに知っている内容で、特に新しい気付きはなかった」という感想もあれば、「経済や歴史が苦手だったので、とてもためになった」という感想もありました。そのようなメンバーが集まった中で、TPPについてどう考えるか、消費税アップは必要?といったテーマで、それぞれの意見を聞きながら、これからの日本経済について考えてみました。

ひとつのテーマについても、見方は十人十色です。ですから、いろんな人が集まる読書会というのは、普段得ることのできない学びと気付きになるのかもしれません。そんなことを感じました。

参加者の皆さん、どうもありがとうございました!感謝です。

2014-01-25 16.54.53追記
著者の茂木誠様より、ブログでコメントを頂きましたので、紹介します。

宇山様
お役に立てて光栄です。

目先の損得抜きに、地道な活動を続けられていることに敬服します。江戸時代から、日本各地でこういう勉強会が開かれていたようです。
http://mogiseka.at.webry.info/201311/article_6.html

 

 

 

第24回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.12.28)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

2013年最後の土曜日に、24回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。2011年10月から読書会をスタートしましたが、これまでに300名以上の方々が参加してくれました。主催者はただの酔っ払いですが、読書会というコミュニティは本当にいいもんだなと思います。恋の街札幌に、読書会という輪が広がっていくと素敵かもしれませんね。

第24回のテーマは未来予測です。課題本は、『2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」』米国国家情報会議 編 講談社です。今回は男性5名、女性2名の合計7名(内初参加が1名)が参加してくれました。

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

この本はアメリカの政府機関が発行している「グローバルトレンド2030」というレポートを翻訳したものです。このレポートはアメリカ大統領が就任前に目を通すと言われています。つまり、アメリカという国が戦略を立てるベースになっている情報です。未来になにが起きるかは誰にもわかりませんが、大きなトレンドをつかむことはできます。2013年もそろそろ終わりですが、新しい年に向けてなにをなすべきなのか、この本をテキストにして一緒に話し合うというのが今回のコンセプトです。

この本では、日本の経済力は相対的に低下していき、世界における影響力も弱くなっていくという予測が展開されています。それだけを読むと、日本の将来は真っ暗という感じですが、参加者の皆さんからはいろいろな角度から意見が出ました。

私がこの本を課題本にした際、没落していく日本の中で我々はどのようにサバイバルするのかという論調になると予想していました。ところが、今回のディスカッションでは、経済力が幸せに比例するのは違うんじゃないか、という意見が提示され、私も思いつかなかったように議論が展開します。

確かに、経済力がそのまま幸せの指数にならないことは、今の日本人が気づいてしまったことです。50代の参加者と20代の参加者が、『里山資本主義』という本を参考図書として持ってきたところに、これからの日本を考えるヒントがあるのかもしれないと思いました。

読書会の後は、居酒屋、ライブバー、ジャズバーという流れで、主催者はボロボロになってしまいましたが、メンバーの一人から結婚の発表もあり、素敵な会になりました。

二次会で、「今年の一冊」をヒアリングしましたので発表します。

なおちゃん:音楽 (新潮文庫 (み-3-17))
とがちゃん(今年は102冊読破です):田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
しんちゃん:わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書 2177)
しもくさん:論語物語 (講談社学術文庫 493)
こんちゃん:カツ婚! 愛で勝つ!篇 (ワイドKC キス)
ひでっち:幸福論 (第1部) (岩波文庫)
さとやん:小説 帝都復興
さるちゃん:神様のカルテ2 (小学館文庫)
お馬鹿な主催者:オン・ザ・ロード (河出文庫)
ソフトバンクファン君は……言い忘れました。一生懸命幹事を補佐してくれました。

参加者の皆さん、こんなお馬鹿な主催者を支えてくれていつもありがとう!

2013-12-28 01

だいじょうぶ、だいじょうぶ、きっと、うまくやれるさ。

君たちと一緒なら。

第23回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.11.30)

 札幌で読書会を主催している購買サポートセンターの宇山です。

 札幌も雪が降る季節となってきましたが、今年は少し暖冬の気配です。

 11月最後の土曜日に、23回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

 今回の出席者は、男性7名、女性1名の合計8名でした。そのうち初参加が3名、ほぼ一年振りの参加が1名という内訳です。

 さて、今回の課題本は『武士道』新渡戸稲造 著です。

 

 武士道 (岩波文庫)

武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える 知的生きかた文庫

 五千円札の肖像としても知られている著者ですが、教育者、学者のほか国際連盟事務次官なども務め、明治から昭和の激動期に活躍しました。現在の北大の前進となった札幌農学校で学び、卒業後は教授として教鞭を取るなど、北海道にもゆかりのある人です。今回の課題本は『BUSHIDO, THE SOUL OF JAPAN』というタイトルで1899年に英語で出版されています。

『(中略)私は封建制と武士道がわからなくては、現代の日本の道徳の観念は封をしたままの書物同然であることがわかった。』

-『武士道』第一版序文より抜粋

 日本人の倫理観、人生観に対し、果たして武士道はどのような影響を与えているのでしょうか。出版後、世界各国でベストセラーになり、当時のアメリカ大統領も感銘を受けたというこの本をテキストにして、武士道とは一体何なのかを参加者全員でディスカッションしてみました。

 武士道という言葉は、日本人の誰もが知っていますが、その中身についてしっかりと説明できる人は少ないのではないかと思います。せいぜい時代劇で得た知識くらいではないでしょうか。参加者の皆さんからも、現代の考え方と違うところ、そして今でも日本人の大事な価値観として残っているところなど、様々な感想がでました。

 特に、武士は金銭を卑しいものとして考えていたことについて議論が行われました。現代の日本人にとって、お金や経済はもっとも優先すべき価値観だと言えます。著者の新渡戸稲造は、「日本には宗教教育が行われていないが、日本人の倫理感はどのように形成されているのか?」という外国人の質問をきっかけとして、この本を書いたそうです。武士道というものは、経済の上に存在する倫理的な価値観を守るための思想だったのではないかと思いました。

 なかなか読みこなすのも難しい本でしたが、日本人という存在を改めて考えてみるための良いテキストだったと思います。

 参加者の皆さん、有難うございました。

 かたじけなき候

20131130-01

 

第22回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.10.12)

札幌で読書会を主催する購買サポートセンターの宇山です。

プロ野球のレギュラーシーズンも終わり、応援するファイターズは最下位に沈んでしましました。去年は監督就任一年目で優勝した栗山監督の心中や如何。スポーツの世界は結果がはっきりと出ます。その点はビジネスにも参考になりますが、厳しい世界ですね。

さて、第22回目となる札幌ビジネス読書会の課題本は、経営学の大家として有名なあの人の一冊です。

『経営者の条件』
P・F・ドラッカー 著
ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカーの本を課題本にするのは今回が初めてです。タイトルには「経営者」とありますが、働くことで成果をあげたい人に向けて書かれた本です。

『普通のマネジメントの本は、人をマネジメントする方法について書いている。しかし本書は、成果をあげるために自らをマネジメントする方法について書いた。(中略)成果をあげるために特別の才能や、適性や、訓練が必要なわけではない。物事をなすべき者が成果をあげるには、いくつか簡単なことを行うだけでよい。成果をあげるためには、本書で述べているいくつかのことを実行すればよい。しかもそれらを実行するために生まれつき必要なものは何もない。』 同書 まえがきより

今の時代は、かつてホワイトカラーと呼ばれた労働層の仕事が、どんどんコンピューターに奪われている時代です。私が社会人になった20数年前には、そろばんや電卓で計算の早くできる人が重宝されていました。今はどうでしょうか。パソコンの表計算ソフトを使えば、何十桁の計算も一瞬で答がでてしまいます。

そんな時代でも、エクゼクティブとして働ける人にはチャンスが広がっています。この本は、エグゼクティブとして成果を出すためにはどうすればいいのか?というテーマから書かれた本です。

今回の読書会には6名の方々が参加してくれました。

「エクゼクティブとはそもそも何か?」
「成果とはなんだろうか?」

といったところから話が始まり、ディスカッションが広がっていきます。

この本でドラッカー氏は、成果をあげるために必要な能力を5つに分類しています。

1.時間管理
2.貢献
3.強みを活かす
4.優先順位をつける
5.意思決定をする

いずれも自己啓発や仕事術などの本でおなじみの項目です。ドラッカー氏は、大企業のCEOや大統領など、数多くのエクゼクティブと実際に会うことによって、このような分析を行ったそうです。仕事で成果を出すためには、この本一冊読めば充分なのかもしれませんね。

長くベストセラーとして読まれている本は、読書会のテキストとしてもぴったりでした。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!

20131014

第21回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.8.10)

大人の学びプロデューサーこと購買サポートセンターの宇山です。

8月は札幌も真夏日となって暑い日が続きます。

そんな暑いさなか、第21回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

今回の課題本は、ハーバード大学でネゴシエーション(交渉)を専門に研究するハーバード・ネゴシエーション・プロジェクトのメンバーが執筆した、『話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」』という一冊です。

この本では、会話を3つに分類しています。

1.何があったかをめぐる会話
2.感情をめぐる会話
3.アイデンティティをめぐる会話

会話がこじれて人間関係がうまくいかなくなる場合、上記の3つのどれかに原因があるというのが本書のコンセプトです。

今回の読書会では7名の方が参加しました。この本をテキストとして、会話やコミュニケーションの方法についてディスカッションしました。

読書会の面白いところは、同じ本を読んできても、その本に対する感想や理解の仕方、興味を持つところが人それぞれ違っているところです。

会話を上手に進めるためには、まず第一に相手と自分はまったく違う視点を持っている、ということを前提条件にする必要がありそうです。

そして、単に相手の主張を無条件に認めるだけでは片手落ちです。自分の考え方や感情も、相手に対してしっかりと伝えることが、本書で伝えようとしている会話の技術ではないかと思います。

普段は接点のない人々が読書会という場でディスカッションをする場合、必然的に相手の考え方を尊重することになります。そのことが新鮮な気付きにつながるのかもしれません。

読書会の後、普段の生活に戻ってからも、相手の考え方を尊重するというスタンスを持つことができれば、もっと豊かで有意義な人生を送ることにつながるのではないかと思いました。

参加者の皆さん、暑い中集まってくれて有難うございました!You are my perfect treasures.

20130810-01

【ステージ評】石橋凌 JAZZY SOUL @ SAPPORO CITY JAZZ

酔っ払いの宇山さんの飲み友達こと石崎です。

今日は札幌も暑かったですね。

SAPPORO CITY JAZZ、初めて聴きに行きました。

元ARBのボーカル、石橋凌さんが率いるジャズユニット。アルトはあの梅津さんです。

「ロックは飽きたので、ジャズに切替かな?」

そんな気持ちも若干ありました。

……

そんなことを思ったのを、ここにお詫び申し上げます。

やっぱりこの人は、メッセンジャーです。詩が凄い。

そして、ピアノ、ウッドベース、アルトサックスというユニットでも、

十分に爆発していました。

日曜の夜に、行くかどうか迷って、いきおいでチケット買った。

さすが俺の直感!
……

ロックとは生き様、そんなライブでした。

そういえば、優作さん一周忌のライブ以来のご対面でしたね。

まだまだやること残ってます。

『すじもんでもね、犬っころでもね、ましてや普通の素人さんでもね』

『人間ですよ』

生き様だ!!

第20回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.7.6)

大人の学びをプロデュースする購買サポートセンターの宇山です。

2011年10月から月一回ペースで続けてきた札幌ビジネス読書会も、おかげさまで区切りの20回目を迎えることができました。

この読書会を縁として、素晴らしい方々と出会うことができました。本当に有難うございます。

第一回を開催したときは、人が来るのかどうかもわからず、ただ直感の赴くままに始めることを選択しました。

その選択は間違っていなかったのではないかと思います。

さて、今回の課題本は、「選択」について探求した一冊です。

『選択の科学』 シーナ・アイエンガー (著)

この本では、選択という行動が持つ力と影響について、様々な角度から分析を試みています。

・選択がもたらすパワー
・選択する文化と選択しない文化
・選択のメカニズム
・選択による喜びと苦しみ

などが、この本に書かれていると言えるでしょう。

選択する自由を信じるアメリカ的な文化、その一方で、”選択しない”という選択を無意識的に行っている日本文化、取り決め婚と自由婚の是非など、議論は広く深く展開していきます。

後半では、「長時間労働の職場で仕事を続けるべきか?」という参加者のリアルな悩みについて、全員で解決策を考えてみるというディスカッションも行われました。

『それでも選択が本質的に芸術であることに変わりはない』 本書328ページ

今日も生きていくという選択を楽しみながら人生を過ごしてみたいですね。

参加者のみなさん、有難うございました!!

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第19回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.6.1)

札幌で読書会を主催している購買サポートセンターの宇山です。

6月になると札幌も気温が高くなってきました。初夏らしい青空が広がり、近くの小学校からは運動会の歓声が聞えてきます。

そんな土曜日に第19回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

今回の課題本は、悩みの解決に関する名著です。

『道は開ける』 デール・カーネギー著

今回は初参加1名を含む8名の方々が参加してくれました。

まずは自己紹介からスタートして、その後に課題本の各章を読み返しながら、感想や気付きについてディスカッションしていきました。

人間だれしもうまくいかないことがあるはずです。そんなとき、多くの人は不安を感じて悩みます。この本の主題は、「悩むことで思考と行動を停止することには意味がない。どんな困難があっても、常に解決方法を考えて行動することが悩みを解決する唯一の方法だ」というものではないかと感じました。

悩んで生きるより、みんなで楽しく過ごしたほうがいいですよね。

今回もみなさんの活発なディスカッションが聞けて、とてもよかったです。

参加者のみなさん、どうも有難うございます!

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第18回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.4.28)

大人の学びプロデューサーこと、札幌ビジネス読書会主催者の宇山です。

なかなか暖かくならない北の大地です。ゴールデンウィークの前半となる日曜日に、第18回目となる札幌ビジネス読書会が開催されました。

今回の課題本ですが、新書を選んでみました。

『知的生産の技術』梅棹 忠夫 著

著者は元々民族学者でしたが、自らが研究して執筆するという活動の中から、「読む」「書く」「分類する」といった、いわゆる知的な活動の技術論をまとめた一冊です。

最近では「アウトプット」という言葉が、ビジネスパーソンの間でも重要であると考えられていますが、1969年に出版されたこの本は、そのはしりであると言えるでしょう。

札幌ビジネス読書会は、単に本を読むだけではなく、読書によって得た気付きをお互いに語り合うことで、次の行動につなげていくことを目的として開催しています。人間社会では、自分の意志を相手に伝えることが基本になります。その一方で、どのように意志を伝えるかという技術については、学校でも教えてくれないところがあります。

今回のディスカッションでは、本の読み方、手帳やノートの使い方というところにまで話が広がりました。参加者の方々それぞれにいろいろな方法があって、とても楽しかったです。

今の世の中は、IT技術によってだれでも情報発信できる時代になりました。でも、その内容について考えてみると、今回の課題本が出版された当時と状況はそんなに変わっていない気がします。

これからも読書会の皆さんと一緒に成長していきたいと思いました。

参加者の皆さん、いつも有難うございます!

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第17回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.3.30)

札幌で読書会を開催している購買サポートセンターの宇山です。

今回の課題本は、アメリカで戦略論の大家として知られているリチャード・P・ルメルト氏の戦略論に関する一冊です。

『良い戦略、悪い戦略』

戦略という言葉はよく使われる言葉ですが、「それでは戦略とは何か」と聞かれると、なかなか明確には答えられない人も多いと思います。

この本で著者は戦略について、『戦略とは、組織が前に進むにはどうしたらよいかを示すものである。戦略を立てるとは、組織にとって良いこと、好ましいことをどうやって実現するかを考えることである。』と定義しています。

そして、良い戦略と悪い戦略の具体的な事例を挙げながら、良い戦略にはなにが必要かを教えてくれます。

良い戦略は、次の三つの要素から構成されています。
1.診断
2.基本方針
3.行動

悪い戦略には、この三つのどれか、またはすべてが欠けています。特に、具体的な行動を示していないケースが多いようです。

今回の読書会では、本を一章ずつ読み返しながら、そこに書かれている内容を確認して、ディスカッションを深めるという形をとりました。

組織にとっても個人にとっても、生きるか死ぬかの場面になればなるほど、戦略というものが重要になってくると言えそうです。なぜなら、行動するためには、何かを捨てなくてはならず、その決断は厳しいものになるのが常だからでしょうか。

一冊の本をベースにして、これからの生き方を考える時間が共有できた読書会だったと思います。

参加者の皆さん、どうも有難うございました。

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