第21回札幌カフェ読書会を開催しました(2013.11.28)

 購買サポートセンターの宇山です。

 今回の札幌カフェ読書会ですが、告知後あっという間に満員御礼となりました。これまで開催してきて初めての出来事です。初めて参加してくれた人も多く、札幌にも読書会が少しだけ認知されてきたのかな、と思いました。

 今回は男性が3名、女性が6名(内見学1名)というメンバー構成でした。それではどんな本が紹介されたのか見ていきましょう。

 トップバッターは営業のお仕事にがんばっているIさんです。

 タイトルの「ニサッタ」とは、アイヌ語で「明日」を表す言葉だそうです。地元の斜里町を舞台にした小説ということでした。

『ニサッタ、ニサッタ』
乃南 アサ

 二番目はTさん、この本を読んで恐怖におののいてしまったそうです。最近は札幌市街にも出没していますので、皆さんも注意しましょう。

『羆嵐』
吉村 昭

 三番手は初参加のTさん、申し込みは娘さんだったのですが、母親として代理参加です。プレゼンからは眠りをモチーフにした幻想的な小説という印象を受けました。

『白河夜船』
吉本 ばなな

 最近は読書会の常連となってきたHさんは二冊ご紹介です。最初の本はご自身が経営する会社の社員に必ず配布するそうです。

『頂きはどこにある?』
スペンサー・ジョンソン

『天皇陛下のパン職人』
渡辺 藤吉

 初参加のYさんはレストランを展開する会社にお勤めです。今回は二冊ご紹介です。どちらも「癒し」がキーワードと言えそうな本でした。

『日本の森から生まれたアロマ』
稲本正

『ダライ・ラマ こころの育て方』
ハワード・C. カトラー, ダライラマ14世

 カフェ読書会の常連であるWさん、いろいろなジャンルの名言集をよく紹介してくれますが、今日は棋界トップが語る一冊です。参加していた女性陣からは、「将棋って面白いんですか?」という質問がでました。女性はあまり将棋をしないみたいですが、将棋の魅力に目覚めた「将棋女子」なるものが流行るかもしれませんね。

『捨てる力』
羽生 善治

 初参加のSさん、緊張しているので最後のほうでプレゼンしたいということでしたが、感情が伝わってくるいいプレゼンでした。小説のプレゼンってネタバレしないようにするのが難しいんですよね。

『対岸の彼女』
角田 光代

 最後は若手のSさんです。人間の進化と病気の関係とは?という面白そうなテーマの一冊です。

『NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中』
NHK取材班

 全員の紹介が終わった後には、どの本に興味があるかをみんなで語り合いました。興味を持つ本も人それぞれになるところが、この読書会の面白いところです。

 次回もいろいろな本と人との出会いを楽しみにしております。またお会いしましょう!

第22回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.10.12)

札幌で読書会を主催する購買サポートセンターの宇山です。

プロ野球のレギュラーシーズンも終わり、応援するファイターズは最下位に沈んでしましました。去年は監督就任一年目で優勝した栗山監督の心中や如何。スポーツの世界は結果がはっきりと出ます。その点はビジネスにも参考になりますが、厳しい世界ですね。

さて、第22回目となる札幌ビジネス読書会の課題本は、経営学の大家として有名なあの人の一冊です。

『経営者の条件』
P・F・ドラッカー 著
ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカーの本を課題本にするのは今回が初めてです。タイトルには「経営者」とありますが、働くことで成果をあげたい人に向けて書かれた本です。

『普通のマネジメントの本は、人をマネジメントする方法について書いている。しかし本書は、成果をあげるために自らをマネジメントする方法について書いた。(中略)成果をあげるために特別の才能や、適性や、訓練が必要なわけではない。物事をなすべき者が成果をあげるには、いくつか簡単なことを行うだけでよい。成果をあげるためには、本書で述べているいくつかのことを実行すればよい。しかもそれらを実行するために生まれつき必要なものは何もない。』 同書 まえがきより

今の時代は、かつてホワイトカラーと呼ばれた労働層の仕事が、どんどんコンピューターに奪われている時代です。私が社会人になった20数年前には、そろばんや電卓で計算の早くできる人が重宝されていました。今はどうでしょうか。パソコンの表計算ソフトを使えば、何十桁の計算も一瞬で答がでてしまいます。

そんな時代でも、エクゼクティブとして働ける人にはチャンスが広がっています。この本は、エグゼクティブとして成果を出すためにはどうすればいいのか?というテーマから書かれた本です。

今回の読書会には6名の方々が参加してくれました。

「エクゼクティブとはそもそも何か?」
「成果とはなんだろうか?」

といったところから話が始まり、ディスカッションが広がっていきます。

この本でドラッカー氏は、成果をあげるために必要な能力を5つに分類しています。

1.時間管理
2.貢献
3.強みを活かす
4.優先順位をつける
5.意思決定をする

いずれも自己啓発や仕事術などの本でおなじみの項目です。ドラッカー氏は、大企業のCEOや大統領など、数多くのエクゼクティブと実際に会うことによって、このような分析を行ったそうです。仕事で成果を出すためには、この本一冊読めば充分なのかもしれませんね。

長くベストセラーとして読まれている本は、読書会のテキストとしてもぴったりでした。

参加者の皆さん、どうも有難うございました!

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第20回札幌カフェ読書会を開催しました(2013.10.10)

大人の学びプロデューサーこと、購買サポートセンターの宇山です。

10月になると札幌も秋が深まってきます。

夏の間は仕事の関係でお休みにしていた札幌カフェ読書会ですが、久々に開催しました。

今回は初参加の方が4名でした。読書会を通じて新しい出会いが広がっています。

さて、トップバッターはNさんです。昔はロシア文学などに親しんできたそうですが、最近は寝る前の清涼剤になるような、さわやかなタッチの本がお気に入りということです。

『しあわせのパン』
三島 有紀子 (著)

ご自分で作った素敵なかばんに本を入れて参加してくれたTさん、主人公の気持ちを共有できるところが好きという一冊です。

『八朔の雪―みをつくし料理帖』
高田 郁 (著)

最近、保険セールスのお仕事に転職されたIさんは、この本を読んで仕事へのモチベーションをぐっと高めているそうです。

『僕は明日もお客さまに会いに行く。』
川田 修 (著)

昨年は朝活読書会によく参加してもらってたNさん、夜のカフェ読書会は初参加です。平凡な人の心に潜む「殺意」がモチーフの小説です。

『殺人の門』
東野 圭吾 (著)

今日が3回目となるAさんは唯一の男性参加者でした。人間心理の面から経済を分析する行動経済学の一冊です。ちなみに、単行本を買った後に増補版と文庫版がでているという「不合理な」事実に気づいたそうです。購入される方はそちらもチェックしてくださいとのアドバイスでした。

『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』
ダン アリエリー (著),

各人が本を紹介した後には、読みたいと思った本のシェアをしたり、電子書籍の話題で盛り上がったりという時間をすごしました。あっという間の2時間でした。

参加者の皆さん、有難うございました!

第21回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.8.10)

大人の学びプロデューサーこと購買サポートセンターの宇山です。

8月は札幌も真夏日となって暑い日が続きます。

そんな暑いさなか、第21回目となる札幌ビジネス読書会を開催しました。

今回の課題本は、ハーバード大学でネゴシエーション(交渉)を専門に研究するハーバード・ネゴシエーション・プロジェクトのメンバーが執筆した、『話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」』という一冊です。

この本では、会話を3つに分類しています。

1.何があったかをめぐる会話
2.感情をめぐる会話
3.アイデンティティをめぐる会話

会話がこじれて人間関係がうまくいかなくなる場合、上記の3つのどれかに原因があるというのが本書のコンセプトです。

今回の読書会では7名の方が参加しました。この本をテキストとして、会話やコミュニケーションの方法についてディスカッションしました。

読書会の面白いところは、同じ本を読んできても、その本に対する感想や理解の仕方、興味を持つところが人それぞれ違っているところです。

会話を上手に進めるためには、まず第一に相手と自分はまったく違う視点を持っている、ということを前提条件にする必要がありそうです。

そして、単に相手の主張を無条件に認めるだけでは片手落ちです。自分の考え方や感情も、相手に対してしっかりと伝えることが、本書で伝えようとしている会話の技術ではないかと思います。

普段は接点のない人々が読書会という場でディスカッションをする場合、必然的に相手の考え方を尊重することになります。そのことが新鮮な気付きにつながるのかもしれません。

読書会の後、普段の生活に戻ってからも、相手の考え方を尊重するというスタンスを持つことができれば、もっと豊かで有意義な人生を送ることにつながるのではないかと思いました。

参加者の皆さん、暑い中集まってくれて有難うございました!You are my perfect treasures.

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札幌カフェ読書会を開催しました(2013.7.18)

大人の学びプロデューサーこと、購買サポートセンターの宇山です。

2012年から始まった札幌カフェ読書会も、気がつけば一年以上も開催を続けてきました。

これまでたくさんの本が紹介されてきました。今日も五名の読書好きが集まって、それぞれの思いをこめた一冊を紹介してくれました。

トップバッターのOさん、選挙の季節ということで政治関係の一冊をご紹介です。現役の衆議院議員が赤裸々にする政治の裏舞台、なかなか面白そうな一冊です。

『政治家の裏事情』 城内 実 (著)

久々に参加してくれた若手のAさんは、テーブルトークRPGという分野の本を紹介してくれました。ゲーム機をつかわずに、みんなで楽しめる参加型のゲームだそうです。

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・カオスガーデン 楽園のイヴ』
藤浪 智之 (著), F.E.A.R. (著), 中村 哲也 (イラスト)

仕事にも子育てにもがんばるTさん、日々読み返しながら心の栄養にしている二冊を紹介してくれました。

『「ひと」として大切なこと』
渡辺 和子 (著)

『目に見えないけれど大切なもの―あなたの心に安らぎと強さを』
渡辺 和子 (著)

最近常連のWさん、ビジネス書でベストセラーとなっている話題の一冊です。

『スタンフォードの自分を変える教室』
ケリー・マクゴニガル (著)

カフェ読書会は初参加となるHさんは、歴史の見方を再認識させてくれる一冊です。

『日本の歴史をよみなおす (全)』
網野 善彦 (著)

今回もジャンルが多彩でした。参加者の皆さん、どうも有難うございます!

【ステージ評】石橋凌 JAZZY SOUL @ SAPPORO CITY JAZZ

酔っ払いの宇山さんの飲み友達こと石崎です。

今日は札幌も暑かったですね。

SAPPORO CITY JAZZ、初めて聴きに行きました。

元ARBのボーカル、石橋凌さんが率いるジャズユニット。アルトはあの梅津さんです。

「ロックは飽きたので、ジャズに切替かな?」

そんな気持ちも若干ありました。

……

そんなことを思ったのを、ここにお詫び申し上げます。

やっぱりこの人は、メッセンジャーです。詩が凄い。

そして、ピアノ、ウッドベース、アルトサックスというユニットでも、

十分に爆発していました。

日曜の夜に、行くかどうか迷って、いきおいでチケット買った。

さすが俺の直感!
……

ロックとは生き様、そんなライブでした。

そういえば、優作さん一周忌のライブ以来のご対面でしたね。

まだまだやること残ってます。

『すじもんでもね、犬っころでもね、ましてや普通の素人さんでもね』

『人間ですよ』

生き様だ!!

第20回札幌ビジネス読書会を開催しました(2013.7.6)

大人の学びをプロデュースする購買サポートセンターの宇山です。

2011年10月から月一回ペースで続けてきた札幌ビジネス読書会も、おかげさまで区切りの20回目を迎えることができました。

この読書会を縁として、素晴らしい方々と出会うことができました。本当に有難うございます。

第一回を開催したときは、人が来るのかどうかもわからず、ただ直感の赴くままに始めることを選択しました。

その選択は間違っていなかったのではないかと思います。

さて、今回の課題本は、「選択」について探求した一冊です。

『選択の科学』 シーナ・アイエンガー (著)

この本では、選択という行動が持つ力と影響について、様々な角度から分析を試みています。

・選択がもたらすパワー
・選択する文化と選択しない文化
・選択のメカニズム
・選択による喜びと苦しみ

などが、この本に書かれていると言えるでしょう。

選択する自由を信じるアメリカ的な文化、その一方で、”選択しない”という選択を無意識的に行っている日本文化、取り決め婚と自由婚の是非など、議論は広く深く展開していきます。

後半では、「長時間労働の職場で仕事を続けるべきか?」という参加者のリアルな悩みについて、全員で解決策を考えてみるというディスカッションも行われました。

『それでも選択が本質的に芸術であることに変わりはない』 本書328ページ

今日も生きていくという選択を楽しみながら人生を過ごしてみたいですね。

参加者のみなさん、有難うございました!!

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札幌カフェ読書会を開催しました(2013.6.20)

購買サポートセンターの宇山です。

6月になると、札幌もさわやかな初夏の風が吹き抜ける街になります。

木曜日の夜に開催している札幌カフェ読書会ですが、今回は6名の方々が参加してくれました。

それではどんな本が紹介されたのか見ていきましょう。

最近は常連となってくれているOさん、歴史から学ぶ一冊です。

『君の歳にあの偉人は何を語ったか』 真山 知幸

第一回のカフェ読書会以来、ほぼ一年ぶりに参加してくれたHさん、ちょっとユニークな辞典を紹介してくれました。ご自身が書いている小説の登場人物のネーミングにも活用しているそうです。

『幻想ネーミング辞典』新紀元社編集部

10冊近い候補から1冊を選んでくれたWさんのお勧めはこちらです。

『1分で大切なことを伝える技術』齋藤 孝

自己啓発本がお好きなTさんのお勧め本です。いつも前向きです。

『今すぐフォロワーはやめなさい! 人生のリーダーになるために、やるべきこと、やってはいけないこと』加藤 秀視

今回が二回目となるAさんのお勧め本です。

『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人

同じく二回目の参加となったKさん、題名はグルメ本みたいですが、内容は人間の本質にせまる一冊です。

『もの食う人びと』辺見 庸

今回もいろいろな分野の本が紹介されましたが、参加した人の間では、「この本読んでみたいです」という声が上がっていました。読書の幅を広げるにも、読書会は効果的だなと思います。

北海道の短い夏、みなさんで楽しみましょう!

【曲評】愛と出会いについて

宇山さんの友人の石崎です。

「おはようございます」「こんにちは」「どうもありがとう」

子供のときに言葉を習いますよね。

でも、

「さようなら」は、習った記憶がないんです。

喧嘩別れした奴

俺から金借りていなくなった奴

死んだ奴

ダメになった奴

ちゃんと、「さようなら」っていわないと。

「さようなら」って、「左様なら」って書きますよね。

「それならば」ってことでしょうか。言葉的には接続詞のような気がします。

昭和後期、西暦でいうと1980年後半。日本でロックやっていた人は大変だったと思います。

僕は、この人たちが好きです。

「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」

また会いましょう。

愛をこめて。

札幌カフェ読書会を開催しました(2013.6.6)

札幌で読書会を主催している大人の学びプロデューサーこと宇山です。

北海道の6月は、一年のなかでも一番素敵な時期ではないかと個人的には思っています。

お互いが好きな本を紹介しあうというこの読書会も、6月で一周年です。

6月5日には、FMラジオ局のAir-Gさんから、読書会について取材を受けました。読書会も少しずつ札幌に根付いているみたいですね。

さて、今回の札幌カフェ読書会ですが、4名の方が参加してくれました。

新社会人としてがんばっているSさん、スーダンからの盲目の留学生が書いたエッセイを紹介してくれました。

わが盲想 モハメド・オマル・アブディン (著)

旅好きのOさんは、日本各地のうんちくをまとめた一冊です。ちなみにOさんが好きな県は栃木県とのことです。渋いですね。

最新 47都道府県うんちく事典 八幡 和郎 (著)

ここ数回連続して参加してくれているWさん、ちょっと異色な言葉に関する一冊です。

格闘家 最強の言葉 松宮 康生 (著)

読書会ゴッドファーザーのHさん、最近は農作業などに忙しいみたいです。今日は今売れている一冊を紹介してくれました。

伝え方が9割 佐々木 圭一 (著)

今回もじっくりと話し合える素敵な読書会でした。参加者の皆さん、有難うございます!

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